セックスにおける「Ｓ」と「Ｍ」はどういう意味？

テレビの深夜番組などで、セクシータレントが司会者に「君はＳなの？Ｍなの？」などと尋ねられて赤面しているのを見たことがあるでしょうか。

「Ｓ」「Ｍ」の意味について、わかっているようでわかっていない人も多そうです。

昔と今とでやや意味が違う。

「Ｓ」「Ｍ」の意味について、昔と今とでやや意味が変わってきています。

ここでいう昔とは１９８０年代、９０年代頃のことですが、その線引きは曖昧です。

「Ｓ」や「Ｍ」の意味を考えたり、人に話したりするとき、「昔と今との違い」も理解したうえで扱ったほうがよい言葉と言えます。

昔はハードなＳＭの意味だった。

昔は、「Ｓ」「Ｍ」と言えばハードなＳＭセックスにおいて使われる言葉でした。

ロウソクを垂らしたりムチで叩いたり、ロープで拘束をしたりといった痛みを伴うセックスのことをＳＭと呼びます。痛みを与える側を「Ｓ」（サディスティック、サド）と呼び、痛みを受ける側を「Ｍ」（マゾヒスティック、マゾ）と呼びました。

つまり、大衆の多くはＳでもＭでもなかった、と言えます。

テレビ番組や合コンなどで、大勢の女性に「君はＳなの？Ｍなの？」などと尋ねるのは会話が成立しません。

ロウソクを垂らされて快感、などといったマゾヒスティックな性的快感を抱く人は現代では少なく、いわゆる「ＳＭプレイ」と呼ばれるようなセックスはあまり交わされなくなっています。

「放置プレイ」という言葉は元々はＳＭ用語です。今ではセックス以外の場面でも用いられますが、元々は淫乱な言葉であることを理解しておいたほうがよいです。

現代では、「愛撫することが好きか、受けることが好きか」の意味。

現代では、「ＳＭセックス」という言葉はあまり使われることはありません。しかし、「君はＳなの？Ｍなの？」といった会話は飛び交います。

現代において「Ｓ」とは、「愛撫して相手を官能させることが好き」という意味です。「Ｍ」とは「愛撫で官能させられることが好き」という意味です。

多くの女性はセックスで受け身で、だから「私はＭかな」と言う人が多いです。そして「Ｓかも」などと言うとテレビ番組や合コンの場が盛り上がります。

「私はＳだ」と発言すると、「セックスがとても好きだ」という印象を与えます。

ＳかＭかと二分できるものではない。

実際問題としては、人はＳかＭかを二分できるものではありません。

「ＳでもＭでもある」という人も大勢います。

女性の多くはセックス経験が浅いうち、男性にセックスのリードを委ねます。自然と愛撫を受ける時間が長くなり、愛撫を受けて官能することに夢中になります。だから「自分はＭだ」と感じます。

しかしセックスの経験が増えたり、大好きな男性と恋愛するようになったりすると、自分も彼を丹念に愛撫するようになります。そして愛撫することの興奮を覚えると、「Ｓにもなってくる」ということです。

女性が「Ｓ」であることは淫乱でも痴女でも変態でもなく、「セックスの技術が成熟していきている」といったニュアンスです。

若いうちからＳっ気のある女性もいる。

まだセックス経験の浅いうち、まだ幼いうちから、「男性を愛撫することに興奮する」といった感性を持つ女性もいます。多くの場合、それは過去世においてセックスが盛んだったからです。

または近年の場合、レディコミなどを読むうちにそうした観念を身に付ける女性もいます。

女性が積極的に彼を愛撫する様子について、「痴女だ」「変態だ」などと形容されることも多いですが、別に痴女でも変態でもありません。それは異常なことではないので、自己卑下を抱く必要はありません。

彼氏をとても喜ばせます。「セックスが上手だ」と褒められるでしょう。

ピンクパーソンに多いです。

相手に中毒されやすいので気を付けて！

「愛撫することが好き」という気質は「恋愛的魅力が高い」ということです。彼氏を魅了するので良いことですが、しかし注意が必要です！

あなたの愛撫が充実していると、彼はあなたに中毒しがちです！昼も晩もあなたを呼び寄せてセックスしようとしたり、明日は朝が早いのに配慮してくれなかったり、あなたが別れたくなっても必死で食い止めてこようとしたりするでしょう！人生を壊されてしまいます。

思いきり愛撫したいなら、セックスに中毒しそうにない男性を選ぶことです。

または、あなたを大好きになってもかまわない男性を選ぶことです。夫や彼氏であってもあまり好きでないなら、あまり本気を出さないほうがよいです。

特にフェラチオを丹念に施すと、彼はあなたに夢中になるでしょう。

結局、誠実でえっちな女性は誠実でえっちな男性を探し求めます。

好奇心も強いのでは。

「私はＳかも」と感じている女性は、セックスのプレイに関する好奇心も強い傾向です。

色々なプレイがしてみたい、と感じているでしょう。

バイブレーターを使ってみたい、ローションで全身をヌルヌルにしてみたい、野外でセックスをしてみたい、といったことです。

コスプレをしたり、言葉でなじってみたりなど、演技じみたセックスをしたい、といった興味もあるかもしれません。

セックスに関する好奇心は一通り満たせばよいですが、それも相手選びを慎重になるべきです。

出会い系サイトで淫乱な人を漁るのではなく、「誠実で優しい」という信頼できる人格を持った男性の中からセックスの上手そうな人を選びましょう。

少々の支配欲は問題ないでしょう。

「愛撫してあげるのが好き」というだけでなく、少々支配的な性欲を持つ女性もいるでしょう。

「まだ少ししか触ってないのにもうこんなに硬くしちゃったの？」「まだイっちゃダメ！」などと言葉でなじったり、彼に覆いかぶさって両手を押さえつけたり、といったことです。

この程度の支配欲なら問題はないでしょう。彼は興奮して喜びそうです。

彼女が演技じみた言葉を言ったりすると、男性は大抵喜びます。

その支配欲が、彼に大きな痛みや苦痛を伴うものであるなら、自制が必要です。

アダルトビデオ、レディコミなど多く見ると、演技じみた言葉でなじりたくなったり、大胆に彼を押さえつけてみたり、したくなるのが自然です。

人に見られそうな場所でセックスを始めてみたり、愛撫をはじめて彼をハラハラさせたり、といったことも男性を興奮させますが、実際に問題が起きないように冷静に行いましょう。

人は大抵、このようなセックスに興奮を覚えます。

自分のためなのか、相手のためなのかは、どちらでもよいです。

「愛撫するのが好き」と感じるとき、その心理を深く洞察してみると動揺を感じるかもしれません。

「愛撫してあげることが好き」というよりは、「愛撫することで私が官能しているだけ」という心理が強い人もいそうです。「自分が快感だから攻めている」ということです。

その場合、「私は身勝手な女だ」などと自己卑下を感じたりするかもしれませんが、その必要はないと言えます。自己卑下も罪悪感も必要ありません。

女性が少々サディスティックでも、男性を傷つけることはまずなく、むしろ喜ばれるからです。ですから、本心が相手のためでも自分の快感のためでも、どちらでもよいでしょう。

「彼を悶絶させるのが興奮する」といったサディスティックな感性でも、問題ないです。その感性は男性を魅了します。

優しいだけでは悶絶させられない。

セックスや愛撫において、優しく接することはとても大切です。

しかし、彼を悶絶させたいと思うなら、優しいだけでは不充分でしょう。

性的快感には「痛気持ちいい」という複雑な快感があります。あなた自身も体験したことがあるでしょう。

少し強く愛撫をしたほうが、男性も気持ちいいのです。

ペニスを愛撫する際に、少し強く握りしめてみたり、舌を強く押し当ててみたりします。

優しさとワイルドさを両立させるような感じです。

奉仕的な女性もＳっ気が強い。

Ｓっ気が強い女性は遊んでばかりいそう、というイメージがあるかもしれませんが、奉仕的な女性もＳっ気が強い傾向です。セックスの快感を知っており、奉仕的でもあると、「彼のことも気持ちよくしてあげたい」と思うのが自然です。

「愛撫してあげたい」と感じますし、彼を気持ちよくするためにアダルトビデオや女性誌のセックス記事など覗くようになるでしょう。そしてセックスに詳しくなりますし、セックスの好奇心が広がります。

奉仕的な女性には上品な雰囲気の人が多いですが、「上品かつえっち」といった気質をしていることが多いです。

このような女性は当然のこと、男性を非常に魅了します。

セックス歴が長いのに「Ｍ」でしかないとすれば・・・

セックス経験がもう３年以上にもなるのに、愛撫することに興味がないと感じているなら、性欲が充足できていないと思われます。

付き合った彼氏にあまりたくさん愛撫をしてもらったことがなく、「もっと思いきり愛撫してほしいのに」という欲求を抱えたまた月日が過ぎていないでしょうか？献身的な彼氏に濃密な愛撫をしてもらうことが出来たなら、「お腹いっぱい」と感じて自分も相手を気持ちよくしてあげようという意欲が湧くはずです。

または、本当に好きな男性と付き合ったことがないのかもしれません。

いつも、誘われるがままに恋愛をしていませんか？あまり好きではない男性には、「気持ちよくしてあげたい」とは思いづらいものです。

もっとあなたがトキメキを感じられる男性と付き合うと、セックスへの観念が変わるでしょう。

「Ｓ」だとしてもあまり人に言わないほうがよい。

女性がセックスに対して積極的であったり、愛撫好きであったりすることに問題はなく、むしろ「恋愛的魅力が高い」「セックスのスキルが高い」と言えます。

しかし、あまり人の前で「私はＳかも」などと言わないほうがよいです。男性にそれを話すと、押し倒されたりしてしまいます！

セックスに対して好奇心が強くてもよいですが、「安全に満たす」ということを常に考えましょう。

ドＭだとしても異常ではないが、犯されないように気を付けて！

押し倒されて興奮する、拘束や目隠しで興奮する、恥ずかしい言葉で虐げられたい、パンストやシャツを破かれたい、メイド服を着て性的な命令をされたい、といったマゾヒスティックな感覚を持つ女性もいるでしょう。ドＭだと言えます。

こうした性観念を持っていて、恥ずかしいと感じているかもしれませんが、別に異常ではありません。自分を卑下することもありません。

しかし、その性観念で欲求を満たす男性を探そうとすると、レイプまがいなセックスをさせられる危険が高いです！乱暴な男性と引き合うか、普段は温厚に見えてベッドで豹変する危険な男性でしょう。

レディコミや同人誌などの影響を受けて「命令してくれるご主人様を探しています」などと掲示板に書いたりすると、酷い目に遭います！！

犯されるようなセックスをしたいなら、ドＳな人を探すのではなく、普段は温厚なセックスをする安全で誠実な男性に、サディスティックを「演じてもらう」ようにしましょう。

レディコミ、少女漫画、同人誌などの影響でこうしたセックスに興奮してしまう女性がいるでしょう。

また、「壁ドン」「顎クイ」「オレ様」といったものに興奮する女性も、こうしたドＭな性観念に傾倒する懸念を秘めています。