音叉を鳴らすとチャクラが活性できるの?
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 5分
スピリチュアルなセラピストの中には、音叉をポーンと鳴らしてチャクラを活性化する、といったセッションを行う人がいます。またはクリスタルボウルを演奏することでチャクラ活性をする人などいます。
このようなことは本当に効果があるのでしょうか?
音とチャクラは関連するが、他人の演奏を聞いてもほとんど意味はない。
音とチャクラは関連します。
ドの音は第1チャクラ、
レの音は第2チャクラ、
ミの音は第3チャクラ、
ファの音は第4チャクラ、
ソの音は第5チャクラ、
ラの音は第6チャクラ、
シの音は第7チャクラ、
という具合に、音階が7つのチャクラに対応しています。
しかし、他人の奏でる音を聞いても、チャクラ活性の効果はほとんどありません。
「音叉の音を聞く」といったセッションを受けても、お金の払い損というものです。
クリスタルボウルの演奏を聞いても、チャクラ活性の効果はほとんどありません。
音でチャクラ活性をしたいなら、自ら音を奏でる必要がある。
音階を用いてチャクラ活性をしたいなら、自ら音を奏でる必要があります。
これは、声を出してもよいですし、楽器で奏でてもよいです。
多くの音楽は、ドレミファソラシドをたくさん組み合わせて1つの楽曲を構成しています。つまり、なんとなく歌を歌うだけでも第1~第7チャクラの活性化につながります。
ド#は第1と第2両方のチャクラを、ソ♭は第4と第5の両方のチャクラを活性化します。他の#の音や♭の音も同様です。
「チャクラ活性」というより「チャクラ調整」にすぎない。
音階を用いることでチャクラに働きかけることは出来ます。
しかし、「チャクラ活性」というよりは「チャクラ調整」が出来るにすぎません。
「チャクラ活性」と言うと、自分の限界値を押し上げて活性していくことを意味します。
チャクラを「活性」してオーラの総合力を上げていくには、れながよくコラムの中で書いているような、様々な色の課題を行っていくしかありません。「運動の習慣を作って第1チャクラを活性化する」というようなことです。
音階を用いることで出来るのは、調子の悪いチャクラを少し良好にする、というものです。
ドの音をずっと歌っていても、第1チャクラが際限なく活性化するわけではありません。
ドの音をずっと歌っていても、レッドのオーラが際限なく増えるわけではありません。
ドの音をずっと歌っていても、レッドの点数が際限なく上がるわけではありません。
もちろん、音楽に本気で取り組むなら、芸術を司る第5チャクラ(ブルーのオーラ)を活性することは出来ます。練習の仕方によっては体や頭も良く使いますから、第1チャクラ(レッドのオーラ)や第3チャクラ(イエローのオーラ)などの伸びにも繋がるでしょう。
音叉のセッションを受けにいくなら、カラオケに行ったほうがよい。
つまり、わざわざ音叉のセッションを受けに行くくらいなら、近所のカラオケ屋さんに行って好きな曲を熱唱したほうがよいのです。
チャクラやスピリチュアルについて、神秘的なセッションを求めたくなる気持ちはわかりますが、チャクラの活性とはもっと現実的な行為の結果です。
レイキが扱えるならチャクラ活性のセッションなど必要ない。
あなたがレイキ伝授を受けているなら、そのレイキでセルフヒーリングを行うだけでチャクラの調整はできます。
チャクラ活性のセッションなど受けに行く必要はありません。
歌を歌わなくてもチャクラの調整はできますが、腹筋やのどの筋肉などを鍛えるために、歌を歌う趣味はとても有意義です。音楽的感性を培うことはブルーのオーラの活性化に繋がります。
クリスタルボウル演奏でチャクラ調整の効果が強い人もいるにはいるが・・・
クリスタルボウル演奏によって、チャクラ調整の強い効果を出す人もいます。
しかし、それはクリスタルボウルの力というより、「クリスタルボウルの音に乗せてレイキを送っている」のです。
レイキの一斉ヒーリングを、クリスタルボウルを伴いながら行っているのです。
たとえばすぴこん(スピリチュアルイベント)の会場などで、「レイキの一斉ヒーリングを行います!」と言ってブースに人を集めても、多くの人はレイキをあまり実感できず、ぴんときません。
これを、クリスタルボウル演奏という視覚的にも聴覚的にもわかりやすいセッションを明示することで、参加者に満足感を感じさせやすくしているのです。
ヒーリングピアノ、ヒーリングボイス、など行う人も、レイキを流しながらピアノや歌を演奏しています。
いいえ、「癒し系の雰囲気」という意味合いでヒーリングピアノ、ヒーリングボイスなど名乗っているだけの場合もあります。
チャント詠唱などもあまり意味がない。
ヨガのスクールやスピリチュアルメソッドの類では、OM詠唱、チャント詠唱というのでしょうか、「オーーーム」などと発音することでチャクラ活性やオーラ調整をはかるものがあります。
とても神秘的で、悟った行為に見えますが、これらも大した意味はありません。
「チャクラが活性化(調整)できる」と謳っている場合、要は音階の音を出すことをチャクラ活性に繋げているだけです。「オム」という発音にまったく意味はありません。「オム」という発音にも意味がある、と説く人がいますが、それはでたらめです。
オーム詠唱は、音楽的感性の乏しい古代のアジア地域で生まれた習慣なのです。音階的センス、美的音楽のセンスがあるなら、「オーム」などと無機質に詠唱するよりも、音階に富んだ、美しさのある歌を歌ったほうが有意義です。