霊的な師としての母親への失望は、仕方ないです。
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 3分
霊的な知識の素地を、母親から教わったという人は多いでしょう。
しかしその反面、母親が取り組むスピリチュアルへの姿勢に失望を抱いた、という人も少なくはなさそうです。「なぜこんなにセラピーをとっかえひっかえするんだろうか?」といったことです。
霊的な師としての母親への失望は、仕方ないです。
霊的な師として、母親に失望を抱くことは、仕方ないことと言えます。
なぜなら、霊的な教育は、どこの国においてもどの流派においても不完全だからです。
「母の信仰がキリスト教ではなく仏教なら良かったのに」という問題ではないのです。
「母の興味がアロマテラピーではなくヒプノセラピーなら良かったのに」という問題ではないのです。
どの宗教もスピリチュアルメソッドも内容は不完全で、歪みやカルトを持っています。しかし巷で教えられているのはそれら有名なものばかりであるため、およそどこで霊性を学んだとしても、何かしらの誤りや盲目を含みます。
どこの母親も同じですから、「仕方ない」と割り切りましょう。
「魂があるのよ」という教育で御の字。
どういった宗教であろうと、どういったスピリチュアルであろうと、おそらくあなたのお母さんは「人間の本質は体ではなく、体の内側には魂があるのよ」といったことを教えてくれたでしょう。死後の世界があることや、天使や霊が存在することを教えてくれたでしょう。
そのように、「不可視の世界がある」と確信をもって教えてくれただけで、御の字と思ってください。
世の中には、「霊なんているはずがない。あなたが神社で頭痛がするのは気のせいだ」と言う親もいるのです。そのわりに自分は、厄年になって慌ててお祓いに行ったり、金運が上がると噂の財布に大金を注いだりと、支離滅裂なことをしていたりするのです。
「魂がある」「天使がいる」「霊感がある」と子供の頃から教わることで、あなたは人生の中で、少々の霊的な体験をしたり、霊的な関心を培って育つでしょう。
その中で、誤りを含みながらも様々な知識を得ていくでしょう。
とりあえずはそれで充分です。
親と距離を置いて生きればよいです。
母親がとっかえひっかえするヒーリングやセラピーや波動装置に対して「母親は盲目している」「母親はカルトのようだ」と感じるなら、親と距離を置いて生きればよいです。
「お母さん、そのセラピーは効果がない気がするわ」と進言するのもよいですが、大抵は聞く耳を持たないでしょう。スピリチュアル好きな人のほとんどは、「自分の信じたいものを信じていたい」といった感覚なのです。
お母さんの好みに足並みをそろえる必要はありません。お母さんの強要する波動治療をあなたも行う必要はありません。ケンカをする必要もないので、「私は一人暮らしをするね」と言って、親から離れてきましょう。物理的に距離を離して暮らしていてれば、母親の宗教やスピリチュアルをなぞる必要はなくなるはずです。
ときどき聖書やスピリチュアルアイテムが宅配されてくるとしても、放っておけばよいです。
他力本願、願望成就めいたものに依存しないなら、あなたは霊的真理に辿り着くでしょう。あなたがそうであればよいのです。
あなたはそこで、理解者を見つけるでしょう。