料理が上手になりたい。何から練習すればよい?
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 6分
料理が上手になりたいけれど、世に料理の数があまりにも多すぎて何から手を付けていいかわからない・・・と途方に暮れてしまっているでしょうか。
まずはみそ汁を会得するとよい。
料理にまるで疎いなら、まずは日本の伝統食であるみそ汁から会得するとよいです。
みそ汁の会得は、健康の面から言ってもとても良いです!
味噌は大豆から出来ている発酵食品です。大豆や発酵食品は体によく、それが簡単に摂取できるようになります。
さらにみそ汁は、どんな食材とも合わせることが出来て便利です。
極論を言えば、毎日みそ汁でも、具材を変えていくだけで栄養バランスを取っていくことが出来ます。
自分はどんな味が好きか、ダシを変えて色々作ってみましょう。合わせダシも良いです。
このとき、「〇〇県産のコンブが」などと銘柄にまでこだわるのはやめましょう!高い食材にこだわるなら、みそ汁が庶民的な料理ではなくなってしまいます!
力まずにみそ汁が作れるようになりましょう。
すると、他の料理の合間にみそ汁を作るということも容易になります。
チャーハンを会得するとよい。
チャーハンを会得するのも良いです。チャーハンは、すべての炒め料理の基礎になります。
ニンジン、玉ねぎ、お肉などを手際よくみじん切り出来るようになりましょう。とても包丁の練習になります。
玉子をさらっとスクランブルエッグにします。
塩やしょう油が、ほんのひとかけでもどれだけしょっぱいかを学びましょう!
少しパラパラとまぶしただけでもとてもしょっぱくなってしまうはずです。「塩やしょう油はこれくらい控えめでいいんだ」ということを理解すると、他の料理でも失敗しづらくなります。
味の素(旨味調味料)が上手く味を調えてくれることを理解しましょう。
片手でフライパンを回せるようになりましょう。最初は重くて大変です。料理は意外と力仕事だと知りましょう。
チャーハンを会得すると、焼きそばも野菜炒めも会得できます。
みそ汁とそれらが作れれば、もう生きていけます。
初めて彼氏を家に連れてきたとき、わずか30分で料理をもてなすことが出来ます。こんな料理でも彼はとても嬉しいのです。肉じゃがでなくて良いのです。
「彼の好きな料理」を会得するとよい。
「レパートリーを増やしたい」という目的なら、彼氏や気になっている彼の好きな料理を会得するのが良いです。
「料理が面倒くさい」と感じている人も、彼のためならがんばる気になるはずです。
とりあえず彼を喜ばせるために、レパートリーを1つ増やせばよいです。
凝る必要はないです。シンプルなものを作れるようになればよいです。
鍋を覚えるととても簡単に暮らせる。
「なるべく楽に、栄養を守りながら自炊したい」という目的なら、鍋を覚えると良いです。
「水炊き」と言うのでしょうか。土鍋に野菜や肉、魚などを放り込んでグツグツ煮るだけの料理です。特殊なコツは要りません。
一人暮らしなら一人用の小さな土鍋があります。
鍋はとても簡単ですが、ご飯が進むのでたくさんの栄養を摂ることが出来ます。具材を変えて毎日鍋でも、飽きません。大量の野菜も簡単に摂取することが出来ます。
料理が面倒なら、極端に言えば、冬は毎日鍋でも良いでしょう。
本来、料理とはこの程度のものだった。
現代の日本では、料理自慢の主婦たちは日々ものすごい数のレパートリーを披露します。料理番組では毎日ものすごい数のレパートリーを紹介します。だから、「料理をたしなむということは50ものレパートリーを頭に入れなくてはいけないのか」と気後れしてしまいがちです。それでなおさら料理に苦手意識を抱いてしまう女性は多いはずです。
しかし、その気負いは不要です!
他の国の女性は、日本の主婦ほど数多くのレパートリーを持たないものです。
その国の伝統料理を毎日のように作っているだけなのです。
イタリア人の主婦は、ただパスタのソースを変えて、パスタの形状を変えているだけです。ピザの具材を変えているだけです。
カレーとは本来「煮込み料理」のことで、無数の種類があるカレーも、インド人からすれば具材を変えて煮込んでいるだけです。
多くの国では、自国の伝統料理を毎日のように食べて、それで満足しています。
現代日本人は世界の様々な料理を食べないと気が済まないので、パスタもカレーも欧風な煮込み料理も出来ないと気負いを感じてしまうのです。
まずは自分の国のシンプルな伝統料理が作れれば良いです。みそ汁とご飯です。
それ以外のものは、ポケモンのカードをコレクションするように、クローゼットの洋服を賑わせていくように、自分の好きでマイペースに増やしていけばよいです。
「料理が得意」の境目など存在しない。
「料理が得意」と自己紹介できるようになるための定義などないのです。
仮に50種類のレパートリーを得たとしても、料理本など眺めるとさらに無数の料理名が書いてあり、「私はまだ1/100しかマスターしていないわ」と気落ちしてしまいます。
しかし、10種類のレパートリーがあるだけでも、本当は素晴らしいことなのです!
「ハンバーグとミートソースと麻婆豆腐とホワイトシチューと肉じゃがが作れる」とつぶやいただけでも、フランス人やイタリア人の友人たちは「え?プロのシェフなの!?」とあなたに言うでしょう。
クックパッドに料理を投稿している人たちでさえ、レシピを見ながら作っているものです。完全に会得しているわけではないのです。
日本人はあまりにも、「料理上手」に対するハードルが高すぎるのです。
バックパッカーたちの「自炊」とは?
バックパッカーたちは旅費の節約のために、旅先で自炊をするといいます。
「自炊なんてすごいな!」と思ってしまいますが、その実情はとてもシンプルだったりするようです。
たとえば、コーンポタージュのような粉末スープで、その国らしいものを見つけます。それに茹でたパスタを併せると、もうスープパスタの完成です。炊飯器は海外にありませんから米を炊くことはほとんどなく、パスタやパンを主食に活用するそうです。
インスタントラーメンもその国らしいフレーバーのものが並んでいます。そこにその国らしい野菜や玉子を放り込んで食べます。
その国らしい野菜やハムを買ってきて、お皿に並べるだけでサラダです。
もちろん、出来あいの総菜を買ってきてそれを食べることも「自炊」の範疇です。調理不要の食べ物を買ってきて食べるのでもよいのです。
朝食にはシリアルに牛乳をかけて食べたり、パンにピーナツクリームを塗って食べたりします。
こうした簡素な調理でも、レストランで食べるよりずっと安く済みますし、その土地らしい食べ物を楽しむことが出来ます。
「私は料理が出来ないわけじゃない」と気づくと、料理に対する気負いも減るでしょう。キッチンに向かいやすくなります。そうして回数を重ねると体が勝手に上達していきます。
料理がまだ本当に出来ない人は、みそ汁とチャーハンと、そして彼の好きな料理を練習すればよいです。たった3品目なら怖くないでしょう?それで彼とホームデートが出来ますし、あとは自然とレパートリーが増えていきます。自然と手際がよくなっていきます。
料理に対して、気負いすぎないことです。