仲間選びは「動機」がすごく重要です!
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 3分
ビジネスを興したい、ボランティア活動をしたい、音楽バンドを組みたい、などと思ったとき、仲間探しをするでしょう。
その仲間探しというのは、あなたが思っている以上に難しいものです。
軽はずみにタッグを組んでしまうと、後で迷走してしまうことになります・・・
能力も大事だが、「動機」がとても重要!
たとえばあなたが歌手で、Mr.Childrenのようなバンドを組みたいと憧れているとします。
専門学校に行けば、ギタリストもドラマーも大勢います。バンド募集の場に行けば、同じように募集しているミュージシャンは大勢います。その中には技術に長けた人も数多くいるでしょう。
しかし、それだけの理由でバンドを組んでも、上手くはいかないのです。
「音楽をする動機」がとても重要なのです。
あなたにとっては、「啓蒙的な歌詞を載せて、収入など気にせずに日本中に歌を届けたい」という動機でしょう。
でもそのような動機のミュージシャンはとても少ないものです。
「音楽で食べていきたい」「人気者になりたい」「お金持ちになりたい」「アイドルの子にモテたい」といった不純な動機の人ばかりです。
または良い音楽を創ることに熱意を持っていても、「良い音楽」の主旨があなたと違ったりします。最新のサウンドをどんどん導入したがったり、洋楽のようなカッコイイものを創りたい、と考えていたりします。
すると、あなたが名曲を作ってメンバーに持っていっても、「それは売れ線じゃないからボツだ」とか、「歪んだギターの音が似合いそうだ」とか意見をしてきて、あなたがイメージするものとは違う出来栄えになってしまいます。
世に出す手段についてもあなたと意見が合わず、あなたは自分のやりたいことが出来なくなってしまいます・・・。
ビジネスも同じ。
ビジネスについても同じことが言えます。
あなたがゲストハウスをやりたい動機はなんですか?儲けよりも、貧しい旅人たちに安くて人情的な場を提供してあげることなのではありませんか?
仮にゲストハウス経営に興味のある不動産投資家など見つけても、「収入度外視で場所を造りたい」のか、「効率よく儲けたい」のか、動機が合わないと経営は迷走します。
ゲストハウスの建設や経営を開始することは出来たとしても、商業的な殺伐としたものになってしまったりします。
たとえばあなたが、「私は英会話講師の仕事で生計を立てられているから、ゲストハウスの仕事は無給同然でもいいの。だから1泊1,000円でやりたい」と考えているとします。でも商業主義の起業家はそれに賛同してはくれません。「いいや、俺は無給でやるつもりはない。夜番を担うなら時給2,000円は欲しい。すると1泊2,500円は取らないと割に合わない」などと言ってくるでしょう。
「経済を活性することこそが社会貢献だ。地元の人を10人雇ってやろう。それぞれに年収400万円は生んでやろう。どうだ、社会貢献だろう?」といって宿泊料金をどんどん吊り上げ、備品の何もかもを有料でレンタルし、缶ジュースを300円で売るような経営をしたがるでしょう。
あなたは、経営が始まってから「こんなはずじゃなかった!」と青ざめるかもしれませんが、仲間の価値観を知っていたならば、予測できた事態なのです。
あなたは何のために芸術を創るのでしょうか?
それが高値で売れて、大金持ちになれれば満足なのでしょうか?
ビジネスをする動機は人それぞれに違うのです。何に心が充足するかは、人それぞれに違うのです。
仕事が虚しいと感じるとき、周りを責めていても仕方ないのです。その仲間を選んだのはあなたなのですから。どんな人を仲間に選ぶべきですか?よく考えてみましょう。