読書に浪費するのは良いこと?悪いこと?
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 3分
読書は崇高な営みと言われています。
しかし、本に掛ける金額や時間があまりにも多い人は、「これで良いのだろうか?」と戸惑いを感じることもあるでしょう。
配偶者や家族があまりにも本にお金や時間を掛けるとき、注意すべきことなのか悩むでしょう。
読書は快楽欲求の一種と言える。
読書は、学力や読解力、知識、見識、感受性、視野の広さなど身に付けることの出来る大切なものです。勉強の一種、という側面は大きいです。
しかしその一方で、読書には快楽の側面もあります。
読書が好きな、活字を読むことに慣れた人にとって、読書はテレビゲームやアニメと同じように快楽的な側面があります。それは漫画や小説だけではなく、ビジネス書や知的な本についてもです。
たとえば、読書に興奮しすぎて夜なかなか眠れない、ということがあるでしょう。
「夜更かしの理由が読書だから問題ない」とは言えません。
読書に掛けるお金は、生活費を見ながら自制するべき。
まずは出費についてです。
読書に掛けるお金は、生活費を見ながら自制すべきです。
「これは崇高な出費だから問題ない」と貫き通すわけにはいきません。
読書にお金を掛け過ぎて生活費に困るなら、それはテレビゲームや推し活に浪費しすぎてしまう人々と大差ありません。
趣味の個性は尊重されるべきで、人よりも多くの本を読み、買う、ということ自体は悪くないです。
生活全体と照らし合わせて、問題が生じていなければよいです。
たとえば、あなたの配偶者が本を買い込みすぎて生計に支障が出る場合、それは注意すべき状態と言えます。「本だから良いんだ!」と本人は言うかもしれませんが、良くありません。注意してもやめない場合、離婚も検討すべきです。それであなたが大きな迷惑をこうむるなら、それは大きな問題です。
読書に没頭しすぎることも、良いこととは言えない。
次は時間や労力についてです。
読書に没頭しすぎることは、良いこととは言えません。
読書に没頭しすぎるあまり夜更かしになり、仕事や学校に支障が出るのは、テレビゲームで支障をきたすことと大差ないです。
人生のある時期、1つ2つの本に夢中になって夜更かしが数日続くようなことがあるのは良いでしょう。
しかし、慢性的に読書によって夜更かしになっていたり、読書に熱中するあまり運動不足になる、家事がおろそかになる、というのは「読書中毒」と言えます。良いことではありません。
他の快楽と同じように、生活や健康を保てる範囲で自制すべきです。
それは漫画やライトノベルだけではなく、ビジネス書や実用書など真面目な本についても同様です。
お子さんがライトノベルに中毒しているとき、「活字の本だから良いか」と見過ごすのは良くありません。
お子さんが中毒しているのが小説や実用書であっても、「生活とのバランスを取りなさい」と注意をすべきです。
読書に傾倒することは、社会からは批判されにくいです。
しかし、生計を圧迫していたり、運動不足になったり、家事がおろそかになって周りに迷惑をかけたり、といったことがあるなら、問題があるとわかるでしょう。他人から注意されないとしても、自分でバランスをとるべきことです。
生活のバランスをきちんととった上で読書マニア、というのは悪くないでしょう。
家が図書館のようになっていても、生計や健康がしっかりしているなら「健全な個性」と言えます。