社会性の高い芸術家もいるのです。
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 6分
「芸術家」というものに対して、どのようなイメージを抱いているでしょうか?
卓越した才能や独特の世界観を持っているが、労働や勉強を苦手としたり協調性に欠ける、といったイメージを抱いている人が多いのではないでしょうか?
テレビドラマや小説などでも、芸術家はそのような人物像で描かれることが多いものです。
社会性の高い芸術家もいるのです。
たとえばあなたの子が小学2年生にしてアコースティックギターに夢中になるなら、「この子は勉強の出来ない大人になってしまうのでは」と不安に思う親御さんがいるでしょう。
たとえば旅先で知り合った優しげな人が絵描きだと知ったとき、「この人はちゃんと働いていなそうだから恋人候補にするのはやめておこう」などと考える人がいるでしょう。
そのように決めつけるのは早とちりと言えます。
世の中には、社会性の高い芸術家もいるのです。
仕事を得たいがために懸命にビジネスメールを頑張っているわけではなく、学生時代から大学進学を視野に真面目に勉強し、委員会活動もきちんとこなし、生きています。
たとえば二十歳の頃に夢を追って生きているとしても、「芸術で食べていけなかったらサラリーマンで生計を立てよう」と考えて、長い時間働いたりデスクワークの派遣社員を選んでいたりします。
「オールドソウル」や上級天使に多い。
このような真面目な芸術家は、「オールドソウル」や上級天使の転生者に多いです。
精神的に非常に成熟しており、社会貢献意欲が高いです。仕事への責任感も強いのですが、芸術もこよなく愛するのです。努力家なので、選んだ芸術でとても上達もします。
芸術家や芸能人っぽい魅力を持ちつつ、社会性があります。
我が子であれば個性を尊重して大丈夫ですし、異性であれば恋人にしても振り回されることは少なそうです。
なぜ芸術をするのか?人によって違う。
芸術が好きな人の多くは、芸術に没頭していたいのです。非常に主観的で、周りのことを考えていませんし自分を客観視できていません。このような人は芸術作品に魅力があっても人間的に未熟で、家族や恋人としては不安なものがあります。
しかし、芸術好きのすべてがそういう人なわけではありません。
上述のような「社会性の高い芸術家」は、「芸術でどう人の役に立つか」を考えています。芸術に没頭するプロセスはもう小中学生程度で卒業しており、高校生、将来を考えなければならない年頃には、「自分の芸術でどうやって人を喜ばせようか」と考えはじめていたりします。
すると、癒し系の歌声で優しい歌を歌ったり、ポジティブな歌詞で人を励ましたり、美しい自然や笑顔を描いて人をほっこりさせたりしようとします。
結局は、同種同士が惹かれ合う。
「社会性の高い芸術家」は、感受性豊かで優しくて魅力的です。恋人としても素晴らしい人です。
しかし、「社会性の高い芸術家」を掴まえるのは難しいでしょう。
結局は、同種同士が惹かれ合うようです。
「社会性の高い芸術家」は周りにもいるのですが、多くの人々は彼がそうであると気づけません。絵筆を握っていたりギターを抱えていたりするのを見て、「あぁ、一芸を持つけどあまり働きたがらない感じの人なのだろうな」と思い込んでしまいます。
「社会性の高い芸術家」は他の芸術家を見たとき、彼の精神性や生活習慣にも意識が向きます。大勢の芸術家の中から「社会性の高い芸術家」を選り分け、親しくなろうとします。
たとえばバンドメンバーを探しているとしても、ただギターが上手いだけの人には興味がありません。どのような音楽をしたがる人か、そして普段どのような生活を送っているかを重視します。そして真面目なミュージシャンを選びます。
結局は、同種同士が惹かれ合って仲良くしています。
社会性は4次元、芸術は5次元。
社会性高く生きようとするのは4次元の感性です。グリーンのオーラが高いのです。
芸術の深みを愛するのは5次元の感性です。ブルーのオーラが高いのです。
つまり、「社会性の高い芸術家」というのは6次元程度の精神のある人で、結局は、アセンションではないですけれども次元の高い人々は次元の高い人同士で寄り添って生きます。
「芸術を愛し、かつ社会性も高い」
それは彼らにとって、精神性の高い同類を見分けるための重要なキーポイントなのかもしれません。
社会性の高い芸術家は減りつつある。
「社会性の高い芸術家」は減りつつあります。
それは、Youtubeなどによって、芸術家がフリーランスで稼ぎやすくなったからです。フリマサイト、イラスト投稿サイトなどでも創作物を売りやすい時代です。特に容姿の美しい女性はそのタレント性で稼ぎやすく、Youtubeでおしゃべりしているだけでも生活費の稼げてしまう人もいます。
すると、「芸術をしながら一般労働をがんばろう」という考えを抱きにくくなり、不規則な生活をしながら芸術や動画配信をしてお金を稼いで、ニートに似たような振る舞いで生きてしまう人が増えています。甘いものを食べすぎたり、運動不足になったりしています。
芸術を自主販売したり、タレント性でお金を稼いで生きることは、悪いことではありません。
しかしそれは、だらしない人に陥りやすい危うさがあります。
ナイーヴでない芸術家もいる。
もう1つ、芸術家に対して抱きがちな偏見・印象があります。
「芸術家はナイーヴでとっつきにくい人」と思っている人は多いでしょう。「昼間は明るく社交的でも夜になると鬱になる」といったイメージがあったりするでしょう。
これに関しても、芸術家のすべてがそうなわけではありません。
上述したような「社会性のある芸術家」たちは、あまりナイーヴでもなさそうです。
いえ、彼らもナイーヴな時期を経てきたでしょうが、若いうちにそれを克服していそうです。
彼らは、芸術家や厭世家の憂鬱な気持ちをよく理解できます。しかしそのウジウジに留まることは嫌い、生活の多くをポジティブにほがらかに生きています。
人前では笑顔を演じているのではなく、本当に笑顔でいられるようになったのです。
「芸術家は社会性に欠けるだろう」と思い込む人にとって、この記事を読んでもピンとこないかもしれません。それならそれで仕方ないです。
しかし、「社会性の高い芸術家」本人は、「なるほど!」と思うでしょう。
周囲の芸術家仲間を見ていて、「似ているようで、なんか違うな」と感じていたのではないでしょうか?絵がとても上手くても働こうとしない子とは、あまり仲良くしないほうが良いです。
あなたがじっくり社会や人を眺めていれば、「社会性の高い芸術家」を選り分けられるでしょう。
一緒に何かをするにしても、親友や恋人に選ぶとしても、そのような人が向いています。
表向きの肩書きは芸術家ではなく一般人で、時々SNSでイラストを披露しているだけ、といった控えめな人の中に、実は芸術家としての感性にも優れた面白いが人いたりします。