歌声の声質は生まれたときから決まっているの?
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 6分
ポップスの盛んな日本では、歌声も個性豊かな人が多いものです。
歌声の声質はどうやって決まるのでしょうか?
ブループリントの影響と、歌唱習慣の影響。
歌声の声質を決定づける要素は、大きく分けて2つあります。
1つは、霊的な影響です。
その人のブループリントや過去世における研鑽によって、宿命的に個性的な声質をしている人がいます。たとえば、小学1年生のときにはもう「アニメ声だね」と言われていたなら、それは霊的な要因でアニメ声なのです。
2つ目は、歌唱習慣の影響です。
人の声は、どのようなしゃべり方・歌い方をするかである程度変化をします。
特に、子供の頃に好んで歌った歌手の歌い方に似る傾向です。
歌の上手い人は、実はあまり努力をしていない?
現代日本において歌の上手い人は、実はあまり努力をせずに上手い人が多いです。インディゴ世代以下、つまり1976年以降の生まれの人に多いです。
16歳で歌手になるような人々は、小学生の頃にはもう歌が上手かったでしょう。
これはなぜかというと、過去世で歌の研鑽を積んだからです。魂が歌の研鑽を持っており、かつ今生では歌を歌うことが重要な意味を持つ場合、歌の才能を生まれ持ちます。
あまり練習しなくてもかなり歌が上手く、独学でも歌手になれてしまったりします。
この人は歌い手としての高い能力を持ちますが、教えることに向いていません。「どこをどう鍛えればこういう歌声になる」ということがわからないのです。
二十歳前後で、Youtubeなどで「歌ってみた」動画を投稿して人気を博する人々は、大抵このタイプです。
「何を歌うか」が試されている人生。
過去世の研鑽によって歌が上手いタイプの人は、歌声で有名になるために生まれてきたわけではありません。彼らが歌で注目を浴びるのは「当たり前」で、名声や富に酔いしれて人生が終わるなら、その人生は「失敗」なのです。
彼らにとって今生の目的は、「何を歌うか」です。
どんな歌を好み、どんな言葉を大衆に届けようとするか?その精神性・感性が試されています。
ブルーやロイヤルブルーの課題を試されているのです。
たとえば「歌ってみた」動画を投稿するYoutuberの多くは、視聴数の稼げそうな流行の歌を次々歌うだけです。彼女たちの選曲に精神的なポリシーは乏しく、つまり、今生の課題を達成できていません。
たとえばアイドルたちは、プロデューサーから渡される中身のない流行歌を歌って満足してしまいます。彼女たちも今生の課題を達成できていません。
最初はポリシーがあっても見失ってしまう人が多い。
「歌ってみた」動画を投稿するYoutuberには、その投稿を始めた頃にはポリシーを持って選曲していた人も多いです。たとえば、Mr.Childrenばかり歌っていた、ビートルズばかり歌っていた、というのならポリシーがあるのです。
しかし、いつの間にか話題の流行歌を歌うだけのYoutuberに成り下がってしまう人が多いようです。
流行歌を歌うことが悪いわけではありません。
注目を浴びるための戦略を考えたりすることは悪いことではないのですが、流行歌を歌って注目を浴びたら、それで何を聞かせたかったのか?それを見失ってしまうなら、それは戦略ではなく迷走です。
歌声の雰囲気を変えることも出来る。
話がやや反れたので元に戻します。
歌声というのは、練習によって変えることも出来るのです。
あなたがなりたい歌声の歌手をいつもいつも真似て歌っていると、だんだんその歌声に近づいてくるはずです。
モーニング娘。が皆同じような歌声をしていたり、乃木坂46が皆同じような歌声をしているのは、プロデューサーから示されるお手本を真似て練習をするからです。
そうして様々な声色を真似て練習するなら、複数の声色を使い分けることも出来るようになります。
声楽を学んだ人も、ポップス歌いが出来るようにもなる。
合唱部の期間が長かったり、音大で声楽を学んだりすると、歌い方がオペラっぽくなる人が多いです。腹式発声とヴィブラートがしっかりして素晴らしい歌声ですが、ポップス的な観点から見ると「可愛らしくない」と感じられることがあります。それを悩んでいる人もいるでしょう。
しかし、それは改善が可能であるはずです。
あなたがポップスらしい歌い方を重ねていけば、ポップスらしい歌声も出せるようになるでしょう。
ただし、声質を変えることは簡単ではないかもしれません。
何年も、1000時間もその歌い方を練習する必要があるかもしれません。
極端に言えば、キャピキャピしたアイドルの歌声を真似てみると良いです。ポップスっぽい歌声を出す筋肉が発達します。
アイドルっぽい歌い方をすることを「恥ずかしい!」と感じて萎縮してしまう人もいるでしょう。その精神的なブロックは、乗り越える必要があります。ピンクの感性があるかないか、ということです。
声域の高さはある程度宿命づけられたものがある。
ソプラノ音域が出るかどうか、アルト音域が得意か、といった声域の問題は、ある程度宿命づけられたものがあります。
学生時代、懸命に歌の練習をしてもアルト音域だった人は、どんなに評判のヴォイストレーナーに師事してもレやミを地声で歌えるようにはならないでしょう。
しかし、アルト音域でも可愛らしい歌声を出すことは可能です。
歌手よりも声優やモノマネタレントを参考にしたほうが良いかも?
「自分の歌声を変えたい」と感じているなら、実力派と言われている声優やレパートリーの多いモノマネタレントに注視してみるとよいです。
彼女たちは、複数の声色を操ります。一人の人間がこんなに色々な声を出すことができるのだ、と実感しやすいです。
たとえば、スパイファミリーのアーニャの声を演じている種崎敦美さんは、「こういう幼女のような声をした人なのだろう」と感じてしまいます。しかし実際には、大人びた女性の声や少年の声も出すことが出来て驚かされます。
可愛い歌声が出せないのは、「可愛い」に抵抗があるからでは?
歌声には流行があります。90年代の頃は、ドリカムの吉田美和さんや広瀬香美さんのようなパワフルな歌声が人気を博しました。しかし近年ではパワフルな歌声はあまり人気ではなく、アイドルのような可愛らしい歌声が、アイドルファン以外にも人気です。可愛らしい歌声に憧れる人は多いでしょう。
可愛らしい歌声を出すことが出来ない、と悩んでいるとすれば、あなたは「可愛い」ということに心理的な抵抗感を抱いていないでしょうか?
可愛く振る舞うことを「恥ずかしい」と感じていないでしょうか?「アイドルなんてくだらない」と感じていないでしょうか?
そうした心理的抵抗があると、可愛らしい歌声を出すことに躊躇してしまうため、そのための筋肉が発達しません。
ピンキーであることへの批判心を克服しましょう。
面白いもので、音楽にはその人の感性が如実に出ます。