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富裕者が不誠実に落ちぶれてしまうのはなぜなのか?

2022年3月1日
読了時間: 5分

若い頃は誠実で勤勉だったのに、富裕者になった途端に不誠実な人柄になってしまった、というような知人や芸能人など、見かけることがあるでしょう。

 

 

裕福な生活に依存してしまう。

不誠実に落ちぶれてしまう要因は様々にあります。

ここでは1つ、典型的な事例を説明します。

 

多くの人は、収入が多くなるとそのぶん生活全体が豪華になります。

100円の3連プリンは買わなくなりデパ地下のプリンばかり食べます。ユニクロでは服を買わなくなり、高級ブランドの服ばかり買います。家賃6万円のアパートには住まなくなり家賃30万円の高層マンションに住みます。

こうした豪華な生活に慣れてしまうと、それに依存してしまう人が多いのです。

デパ地下のプリンばかり食べていると、3連プリンが食べられなくなってしまうのです。高級ブランドの服を着て華やかさを見せつける生活をしていると、ユニクロの服に戻って友人に会うことが気まずく、出来なくなってしまいます。

30万円のマンションに住んでしまうと、風呂とトイレが一緒になったアパートに住めなくなってしまいます。

こうした現象を「依存」と言います。「中毒」と表現してもよいです。

 

 

豪華な生活を保つために大金が要る。

30万円のマンション、ブランドの服、デパ地下のプリンといった豪華な生活を、何年先も見据えて続けようと思えばお金がとても必要になります。

「大金を稼ぎ続けなければ!」という思考に陥ります。

生活が、大金を稼ぐための行動ばかりになってしまいます・・・

それは周囲の人から見れば、「この人の言動はいやしいな」と不快に感じるようなものになりがちです。

 

 

高収入を保つことは簡単ではない。

仮にあなたの描いた絵がたくさん売れて大金を得たとしても、「たくさん売れ続けること」は簡単ではありません。芸術にせよ物にせよ流行の移り変わりがあり、人気だったあなたのそれに大衆が向きしなくなることもあります。

 

 

そして、不誠実な商売に手を染めたくなってしまう。

事業や芸術が仮に上手くいっても、それを継続し続けることは難しいのです。

好調だった売上が急に落ちてきたとき、裕福な生活をしている人は焦ります。

すると、不誠実な商売に手を染めたくなったり、大衆をだますような宣伝をしたり、するのです。

 

 

知性ある人は、大きな収入を得ても生活レベルを変えない。

真に知性のある人は、こうした結果を予測する賢明さがあります。

そのため、仮に大きな収入を得ても、生活レベルを変えずに質素なままを保ちます。

 

家賃6万円のアパートから30万円のタワーマンションに引っ越したら、今の仕事がなくなったら30万円なんて払えなくて自滅してしまう。だからこの高収入の仕事を失ってもいいように、質素な生活を続けよう。と考えます。

長期に渡って大金を支払わなければ(契約しなければ)ならないものは買いません。

 

「大金を得たんだからちょっとぜいたくしたいな」と思っても、依存や中毒に陥らなくて済むぜいたくを行います。たとえば、ニューカレドニアに豪華なバカンスに行って、1週間だけ豪華を楽しんだらもとの生活に戻ります。

たとえば、一度だけ高級なお寿司屋さんに入ってみたら、また回転ずしに戻ります。

衣食住や生活必需品は、質素なものを保ち続けます。

高級な美容液を試してみるとしても、プチプラでいいやと思える感性を保つよう意識をします。

 

 

「私は月収何万なら無理なく稼げるか?」を考えておいたほうがよい。

高収入が得られなくなり、絶望したり不誠実な仕事に手を染めたりしなくて済むようにするには、「月収何万なら無理なく稼げるか?」を考えておいたほうがよいです。

そう考えたとき、「今の高給な会社が倒産しても、この業界が衰退しても困らない」といられるのは、せいぜい月収15万円程度が関の山なのです。

時給1,000円の仕事なら世の中に豊富にあります。今の仕事を失ってもすぐにそういう職を得ることが出来ます。時給1,000円で週5日働けば15万円程度にはなります。

であれば、「月15万円の質素な生活レベル」を保てるようにしておいたほうがよいのです。

 

たとえば宅建(不動産会社の資格)を持っている人などは、「今の高給な会社が倒産しても月収30万円の仕事を得ることはたやすいだろう」という目算が立ちます。それならあなたは「月30万円の生活レベル」でもよいのかもしれません。

ただし、不動産業界全般に仕事がなくなったりする可能性は0ではありません。その万が一のリスクも検討しておく必要があります。

 

月収15万円でまかなえるような質素な生活レベルに適応できる人にとって、いきなり会社が倒産したり、いきなり業界が衰退したり、自分の作品が売れなくなったりしても、怖くないのです。怖くないですし、誠実な仕事や生活を続けることができるのです。

 

 

「ぜいたくをするな」と書いているのではなく、「ぜいたくに依存すべきでない」と書いているのです。

 

富裕者が急に高収入を失い、高額な家賃が払えなくなったりするのは、「かわいそうなことではない」

のです。それは知性が低いことへのカルマであり、ぜいたくに依存したことのカルマにすぎません。

知性のある人は、高収入を失ったときのことまで頭に入れながら生きています。

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