夢を追うことはくだらないことなのか?
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 7分
小さな子供に対しては「大きな夢を抱こう!」と言うくせに、高校生や大学生が「夢を追いかけたい」と言っていると批判する社会です。
いいえ、何かしら夢を抱きながら生きるべきです。
「夢」という言葉を「目標」という言葉に置き換えてみるとよい。
「夢」というと、現実味が薄く、「どうせ叶いそうもない」というイメージがあります。だから大人はそれを怒りますし、自分でも「私は子供じみているのか?」とためらいを感じてしまいます。
ではその夢を「目標」という言葉に置き換えてみるとよいです。
「目標」というと現実的で、「達成することが当然」というイメージに変わります。目標を持つことを批判する大人は誰もいません。
人に話すときも、自分を奮い立たせるときも、「夢」ではなく「目標」と形容するとよいです。
「私の目標は歌手になることです」と。
夢を持つことはとても大切です!それこそがイキイキと生きるための原動力です。
夢を持つことはとても大切です!いいえ、その言い方が軽薄に感じるのであれば、「目標」という言葉を使いましょう。
目標を持つことはとても大切です!
目標を持つと、人はそれを達成したいと奮起します。活力が湧くのです。ドーパミンが湧くのです。それによって興奮し、疲れや痛みを感じにくくなります。体が動き、外に出ようとしますし、長時間がんばれます。
権力者に支配されなくても、懸命に体を動かすようになります。
ちょっと無謀なくらいでちょうどよいです。
目標は、ちょっと無謀なくらいでちょうどよいです。そのほうが奮起して活力になりますし、そのほうが成長します。
「歌手になりたい」でよいです。
「沖縄でおしゃれなカフェを経営したい」でよいです。
「高嶺の花な彼を振り向かせたい」でよいです。
「世界一周したい」でよいです。
大切なのは、行動や努力を重ねることです。
「夢」よりも「目標」と形容したほうがよいでしょう。
「夢」と言うと多くの人はつい、「魔法使いのお婆さんがカボチャを馬車にしてくれないかしら」と他力本願に考えてしまうからです。
スピリチュアリストには「沖縄に移住してカフェをしたい」などと言う人が多いのですが、しかし何の努力も行動もしていない人ばかりです。ただ新月の日にブログに書いているだけです。ただ天使にお願いしているだけです。そして旦那に軽蔑されています。
「何か奇跡が起きて、私の夢が叶いますように!」ではなくて、自分の掲げた目標に対して、現実的に地道に、行動や努力を重ねましょう。
「カフェをしたい」と言っておきながら何の料理もできないのでは、実現するはずもありません。周囲が応援してくれるはずもありません。沖縄への移住が今は現実的でないとしても、料理やコーヒーを研究することは出来るはずです。まずは喫茶店でアルバイトをしたらよいのではないでしょうか?
目標のために、具体的な努力をしましょう。
具体的に書いてみましょう。
歌手になりたいのですか?それなら努力が必要です。
歌手になりたいなら、大学ではなく専門学校に進んだほうがよいでしょう。親や先生にその熱意を話し、理解や協力を得るべきです。
親があまりにも現実主義で、「大学に行きなさい。芸術ではない学部に行きなさい」と言うでしょうか?
それなら大学進学を軸に暮らすのもよいでしょう。それでも出来ることはあります。
アルバイトをしてお金を貯め、ボーカルレッスンに通うとよいです。
勉強があるから、アルバイトをする時間や体力がないですか?
いいえ!「目標」を持ったなら、以前よりももっとがんばれるはずです!自分の目標のためなら、アルバイトをがんばることも出来るはずです。
世界一周をするには200万円もかかるそうです。その費用を彼らは誰に貰うのでしょうか?
いいえ!彼らは週6日働くのだそうです!それで地道にお金を貯めるのです。
叶わなくても問題はないです。
あなたの抱いた夢が、目標が叶わないとしても、大して問題はないです。
歌手になりたかったけれど、なれなかったでしょうか?悔しくて泣き崩れるかもしれませんが、大して問題はないです。何も無駄にはなっていません。
あなたはその目標に向かうことで、様々な能力を磨けたはずですから!
歌がとても上手になったでしょう。
歌以外の音楽にも詳しくなったでしょう。
おしゃれになり、メイクが上手になり、可愛くなったでしょう。
きっとスリムになったでしょう。
コミュニケーション能力が増したでしょう。
行動力が増したでしょう。
知らない大人に話しかけて交渉するのが怖くなくなったでしょう。
体力がついたでしょう。
ステージ度胸が身についたでしょう。
ものすごくスキルアップしました!
あなたはメジャーのレコード会社の歌手にはなれなかったかもしれませんが、ディズニーランドのダンサーになったのではないでしょうか?
自分でYoutuberになって、たくさんの人に褒めてもらったり、タレントめいた人と知り合いになれたのではないでしょうか?
とても楽しそうな人生です。
順位を目標にしないこと。
目標を持つのはとても素晴らしいことです。
しかし、順位を目標にはしないことです。「日本で1番になる」「オリンピック選手になる」などと順位や限られたイスを目標にすると、実現できない可能性が高くなってしまうからです。
順位にこだわる必要はないです。
あなたのフィギュアスケートの実力が日本で16番目にすぎないとしても、あなたはすさまじくフィギュアスケートが上手いでしょう!あなたは一流ですし、それで大衆を魅了します。それに関連した仕事に就くこともできるでしょう。
それでよいのです。
「オリンピック選手になれなかったから私の人生は失敗だ」などと考えるのは、とても不毛です。
それは良くないことです。あなたという人間がかわいそうです。
そして、順位を目標にしないなら、大抵の目標は叶います。
歌が上手くなりたいと憧れて努力するなら、まず間違いなく歌が上手くなります。
バレエが上手くなりたいと憧れて努力するなら、まず間違いなくバレエが上手くなります。
大抵の目標は、努力や行動の継続によって叶うのです。
そして人は自分の人生に満足しますし、大きく成長します。「幸せな人生だ」と感じます。
目標が恋愛に関するものでもよい。
あなたの目標が、恋愛に関するものでもよいです。
私はよく、「恋愛をモチベーションにして仕事や運動をがんばればよい」と書きますが、それはこの「目標を持つべき」という記事と同じ趣旨です。
恋愛への興味が強いなら恋愛に関する目標を持ち、それをモチベーションにして日々をがんばればよいです。
「いつか彼と暮らしたいから、立派な家具を買い揃えたい」と考えて、日々の仕事をがんばるのもよいです。そのためにダブルワークに挑戦するのもよいでしょう。
目標がなければダブルワークなど辛いだけですが、目標を持ったならダブルワークの疲労やストレスにも耐えられるでしょう。
彼に可愛いと言われたいから、ストレッチを毎日がんばろう!でもよいです。
女性は「あの人に好かれたい」と思うとき、急速に可愛くなります!
学校の先生はわかってくれないかもしれない。
進路に悩むとき、高校や大学、専門学校の先生に打ち明け相談することが多くなるでしょう。しかし先生は理解を示さず、「もっと現実的な道を選びなさい」と冷たい顔で言うかもしれません。
教師の多くは、遥かな夢を追わずに生きたのです。だから夢を追うことの意義をわからず、無難な仕事に就くほうが幸せだと考え、生徒たちにそう教えます。
夢を持つことの素晴らしさを理解していて、かつ現実的な努力をしてきた大人に相談しましょう。そういう理解者を見つけましょう。
目標を持つことが、あなたの日々に活力を生むのです。あなたを無気力から脱するのです。
目標を持つことが、あなたを多才にするのです。
目標を持つことが、あなたを立派にするのです。
目標を持つことが、あなたを笑顔にするのです。
目標を持つことが、あなたの人生を充実させるのです。
夢を持つことは、くだらなくなんかないです。