仮想通貨・暗号通貨は資産や投資先として信用できるの?
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 4分
ビットキャッシュが世をにぎわせてからずいぶんと経ちました。
これらの仮想通貨・暗号通貨を、資産の保管先や投資先として検討している人もいることでしょう。
これらは信用がおけるのでしょうか?
そもそも、仮想通貨を扱う業者が不誠実な人ばかり。
仮想通貨の類は、そのうち国家の主要通貨となる可能性がないわけではありません。この概念を完全に否定する必要はないでしょう。
しかし、今の段階で投資先として仮想通貨を選択すべきか、という問いに対しては、「推奨できない」と言えます。
仮想通貨の性質がどうのこうの以前に、仮想通貨を扱う人々が、軒並み不誠実だからです。
「インターネットで見かけるFXのセミナー広告がどうもうさん臭く見える」と感じたことが多々あるでしょう。
それと同じことです。
仮想通貨のワークショップを開催する人々や、これの取引を行う業者の人々は、不誠実な人ばかりです。「大衆をだましてでも自分が儲かればよい」と考えるような人々ばかりなので、仮想通貨の業界に近寄らないほうがよいです。
透明性があって犯罪に使われないから安全?
仮想通貨は、「取引の内容が記録として残るため、犯罪に使われることがない安全な通貨だ」と説明されています。「世界を安全にする通貨だから普及させるべきだ」と演説する人も多く、それに感動して仮想通貨の取引に参入した人も多いことでしょう。
しかし実際には、犯罪目的ではないにしても不誠実な人々ばかりが飛びついている投資なのです。
仮想通貨が厄介なのは、上記のように、「これは世界を安全にする素晴らしいものだ」といった説明がなされる点です。ですからなおさら、正義心から飛びついて投資したり、友人に広めたりする人が多くなってしまいます。
「標準通貨になるから今のうちに買っておくべき」は理屈が通らない。
「仮想通貨はやがて標準通貨となるから、今のうちに買っておくべき」と力説する人がいます。
それで「確かにそうだ」と思って投資してしまう人が多いでしょう。
しかし、この理屈は通りません。
もし、いずれビットキャッシュか何かの仮想通貨が日本の円にとって代わるなら、そのときにその仮想通貨を持てばよいです。「今買っておかなければならない」という理屈にはなりません。
「今買っておくべき」と感じてしまう人は、「普及するということは価値が上がるから、今買っておけば大儲けになるだろう」と欲深く考えているからそう思うのです。
「標準通貨になるから今のうちに買っておくべき」という理屈を鵜呑みにしてしまう人は、欲深いから鵜呑みにしてしまうのです。
高騰した仮想通貨は標準通貨にはならない。
1ビットキャッシュ1000万円になってから、日本の円にとって代わることがあるでしょうか?
大衆庶民が0.5ビットキャッシュしか買えないものが、標準通貨になるわけがありません。
スーパーでチョコの値札に「0.000001ビットキャッシュ」などと書かれていても混乱極まりないですから、そのような通貨が標準通貨になることはないでしょう。
すでに高騰した仮想通貨は、ただ投資に用いられるだけだと予測できます。そしてそれは、「実態のない資産」という弱点を保持したままですし、乱高下や乗っ取りといった大きなリスクをはらみ続けます。
仮に、仮想通貨が円にとって代わって標準通貨になるなら、「1通貨=1円」といったまったく高騰していない、わかりやすい単位のものが採用されるでしょう。
投資としての変動の激しい通貨は、標準通貨には採用されないでしょう。
FXなどにも同じことが言える。
FXなど他の投資にも同じことが言えます。FXなどの投資のワークショップを行う人も、FXなどの不労所得で暮らそうとする人も、不誠実な人ばかりです。
仮想通貨の類が「投資対象」「儲かるから」という理由で宣伝されているうちは、危険やリスクが大きいだけです。
仮想通貨に投資してしまう人や、仮想通貨のワークショップなど行う人は、率直に言ってあまり頭がよくないです。欲望のために理屈っぽい言葉を並べるのが得意、というだけです。