人類創生の神話が世界各地にあるのはなぜなのか?
- acousticlife111
- 2022年3月1日
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「人類が一番初めに降り立った場所」と語り継がれる地が、世界各地に幾つもあります。
日本で言えば、沖縄のアマミキヨの伝承や、高千穂の国生み神話などが該当します。
海外にもこのような土地がたくさんあり、その国の神話で伝承されていることが多いです。
「一番初め」というのは複数存在するはずがないのですが、なぜ人類創生神話がたくさんあるのでしょうか?どの伝承が真実なのでしょうか?
「人類の初め」ではなく「その地域の初め」の土地。
「人類が世界で一番初めに降り立った場所」という伝承は、正確には「その地域で初めて降り立った場所」にすぎないのです。
こうした伝承が始まったのは遠い昔のことで、テレビもなければ飛行機もありません。彼らにとって「世界」とはその地域や島のことしか知らず、「世界で初めに」と思い込んだまま伝承は受け継がれてきました。
科学が進歩し、人々があちこちの国に旅行や調査に出かけ、調査が本や論文でシェアされはじめると、「人類が世界で一番初めに降り立った場所」という話が各地にあることに気づきました。
ですから「本当に人類が初めて降り立った聖地はここだ!」と各地で言い争うことは馬鹿げているのです。
国生み神話の「初めの人類」は「オールドソウル」たち。
各地の国生み神話で伝承される「初めの人類」は、「オールドソウル」であることが多いです。総合力の高いピュア・インディゴの宇宙人です。「キリスト」や上級天使たちを引き連れています。
国生み神話では、始祖人が「どこからか海を渡ってやってきた」といった説明が多いはずです。
他の地域ですでに文明を築いていた優秀な「オールドソウル」が、使命により未開の地に訪れて、そこで新しい文明を築いたのです。
彼らは農業や家屋を作ること、政治(自治)の基礎を理解していますから、そこでシンプルな知的文明を築きます。それが歴史の教科書のように綴られ、讃えられ、語り継がれてきたのです。
創生神話は多くの場合「無欲な政治」の啓蒙を含んでいる。
各地の創世神話は多くの場合、ただ誰かがやってきて村を築いた事実だけでなく、「始祖の者たちはとても無欲で平和で知的だった」といった啓蒙要素を含んでいるはずです。
始祖者たちの老衰などにより族長の世代交代が進み、どこの地域でも権力欲に溺れる精神の低い者が族長の立場に就こうとします。そして争いが起きたり平等が崩れたりして部族の平和が崩れた、といった盛衰が描かれているでしょう。
それは、「始祖者のように無欲でありなさい」と、末代までの啓蒙メッセージだったのですが、どこの部族も道徳心が衰退し、欲に溺れ、分裂してしまうのです・・・。
地球人はどこの地域でも同じような醜い歴史を繰り返しています。