アセンション達成者はどこにいる?
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 9分
スピリチュアルなサイトや書物では、アセンションについて言及しているものが少なくありません。「私はアセンション達成者です」と豪語しているブロガーもいますし、「アセンションに導く強力なヒーリング!」などと宣伝文句になっているものも見かけます。また、21世紀の初頭には地球人が集団でアセンションを果たすという情報もあったり・・・。
実際のところ、アセンションの達成者というのは居るのでしょうか?アセンションの達成者はどこにいるのでしょうか?
2017年時点、先進国でのアセンション達成者はほんの数人。
アセンションの達成者は、日本や先進国にはほとんどいません。2017年の時点で、先進国民に限っていうなら「ほんの数人」です。
アセンションとはそれほどに難しいもので、誘惑と義務の多い先進国では特に難しいのです。
アセンションの達成者は、非常に控えめな人々。
あなたは、遠い昔の仙人たちが、テレビに出て「自分は英雄だ」と豪語している様子を想像できますか?できないでしょう。仙人、つまりアセンションの達成者というのは、非常に控えめな人たちです。
名声欲の強いスピリチュアリストにアセンション達成者はいない。
つまり、スピリチュアルなブログやワークショップ、本やイベントなどで「私がアセンション達成者の〇〇です!あなたたちを幸福に導いてさしげます!」などと豪語して信者(ファン)集めに躍起になっている人たちは、本物のアセンション達成者ではないのです。宗教の教祖もしかりです。
すべてのアセンション達成者がシャンバラに導かれるわけではない。
「アセンションの達成者はシャンバラやテロスに導かれる」といった話を耳にしたことがあることでしょう。それはおおむね正しい情報ですが、アセンション達成者の行く先がシャンバラやテロスしかないというわけではありません。
シャンバラやテロスに近い地域の人々にアセンションの達成者が多いため、アセンション達成者の多くがシャンバラやテロスに赴くケースが多い、というだけです。
アセンション達成者は「俗世間から解放される」のニュアンスが正しい。
アセンションの達成者は、「シャンバラなどの5次元文明に導かれる」というよりも、「俗世間のしがらみから解放される」というニュアンスのほうが主旨に近いです。
そのため、シャンバラでもテロスでもなく、特に名前も持たないような集落に導かれてひっそりと暮らしているアセンション達成者も少なくはありません。
チベットやブータンなどの仏教僧院にアセンション達成者はいない。
また、チベットやブータンなどの仏教僧院で暮らす人々が、アセンションを達成した聖者だと思っている人もいるかもしれませんが、それは誤りです。
アセンションの達成者は、僧院では暮らしません。
アセンション達成者は、特定の宗教信者にはなりません。中立を保ちます。
仏教僧院はアセンションのための修行場。
仏教僧院は、「アセンションを達成するためにどう生きればよいか」という知恵を語り次ぎ、それを粛々と受け継ぎ続けている場に過ぎません。アセンションのための修行場、といったニュアンスが近いです。
とはいえ、アセンションを達成するためにはどうすればよいのか、僧院とは何をする場所なのか、それを忘れてしまった僧院も多いです。そういう場では、ただなんとなくオーガニックな暮らしと座禅瞑想を続けているだけです。
旅行会社のツアーで行けるような僧院は、どこもアセンションの叡知を知りません。
僧院の権威者に精神性の高い人は少ない。
また、僧院の中で権威者になり、優遇されることを目指すようになってしまった「堕ちた僧」も少なくはありません。基本的に、高い役職を持つ僧はみんなそうです。アセンションを求める人間は、権威や好待遇というのもに誘惑されませんし、そうしたものを求めないはずなのです。
仮に奉仕的動機から権力者の役柄に就くとしても、皆と同じ家に住みたがり、皆と同じイスに座り、皆と同じ食事を食べるでしょう。特権を主張したりはしないのです。
僧院では、役職の高い僧よりも、日課を粛々とこなす中級レベルの僧のほうがアセンションに近い精神レベルに達していることが多いです。
どの世界でも、権威を持つ人に心酔してもあまり良いことはありません。
そして、権威で人を判断しているうちは、あなたはアセンションはできません。
インドのヨガ業者も、アセンションの達成者ではない。
これは、インドなどのヨガ行者にも同じことが言えます。
ヨガ行者の中にはスピリチュアルな知恵を語る人が多く、人々から尊敬を集めている人も多く、特殊な技能を持つ人もいますが、しかし彼らがアセンションを達成しているのかといえば、そういうわけでありません。アセンションを達成する方法を知っているわけでもありません。
彼らは、彼らが師から教わった生活習慣をなんとなく続けているだけです。その師がすべてを知っていたわけでもなく、またその師の教えが忠実に守られているわけでもありません。
外国人相手にヨガ講師をする人々は、軒並み精神性が低い。
特に、先進国民が神秘を求めてインドに旅行することの増えた1970年代くらいからは、スピリチュアルな成長よりもお金儲けや名声に魅了されてしまったヨガ行者、ヨガ団体が多いです。有名な人・団体は軒並みそうした商業じみた、低い精神性の人々です。
ヨガ行者も、権威や名声に溺れている人が多く、彼らがアセンションを果たしているわけでもなければアセンションの叡知を知っているわけでもないのです。
彼らは、ヨガの知識と多少のスピリチュルな知恵を持っているだけです。
ヨガ行者がアセンションを達成したら、ヨガ行者は名乗らなくなる。
ヨガ行者がアセンションを達成したなら、もうヨガ行者は名乗らなくなるでしょう。ヨガだけに固執することには意味がないからです。人から頼まれれば、ヨガのノウハウを教えはするでしょうが。
そして、旅行会社を通して赴けるヨガスクールに、アセンションの知恵を持つ場所はありませんし、そこのヨガ行者にアセンションの達成者はいません。
ごくまれに、なんらかの事情でそうした場所に遊びに来ていることはあるでしょうが。
「瞑想センター」や「リトリート」にも、アセンション達成者はいない。
インドには、ヨガスクールとはまた別に、「瞑想センター」や「リトリート」と呼ばれるスピリチュアル施設があります。ジュリア・ロバーツさんの出演する映画「食べて、祈って、恋をして」でクローズアップされたので、知っている方も少なくないでしょう。
こうした施設で講師をしている人や、長期間修行に励んでいる人も、アセンションは達成していませんしアセンションの条件を知っていたりもしません。
西洋の有名なスピリチュアリストも、アセンション達成者ではない。
アメリカやヨーロッパには有名なスピリチュアリストが大勢いますが、彼らもやはり、アセンションを達成していたりはしません。アセンションを達成する条件を知ってもいません。
エネルギーワークなどの神秘的なことが行えるからアセンションを達成しているわけではなく、独自にヒーリングを開発していても、だからといってアセンションを達成しているわけではないのです。
有名なスピリチュアリストの中でアセンションの条件を達成しているのは、ラジニーニ和尚(OSHO)くらいのものです。
仏教や神社の神職者もアセンション達成者ではない。
日本の仏教寺の神職者、神道神社の神職者も、アセンションの達成者であったりはしません。
アセンションどころかあまり精神レベルの高い人はおらず、日本の宗教の神職者はのきなみ、精神レベルが低いです。彼らはお金儲けに夢中であり、大衆を騙すことに心を痛めないアンモラルな人が多いです。これは、出雲大社や明治神宮、成田山、清水寺など、高名で有名な寺社においても、です。
むしろ、有名な神社・お寺の神職者のほうが精神性が低いです。
また、そのような寺社仏閣に集まる人にも、アセンションの達成者はいませんし、それに近しい人もいません。
アセンションの達成者もたまには寺社仏閣に遊びにいくこともありますが、聖なるパワーを求めて寺社仏閣に行ったりはしません。出雲大社などを神聖視もしませんし、人に勧めたりもしません。
アセンション達成者にとって神社やお寺は、「美しい自然庭園」といったニュアンスでしかないのです。神秘的なことは期待していません。
2017年の日本にも、1人だけアセンション達成者がいる。
アセンションの達成者は、2017年の日本にも1人だけ住んでいますが、あなたは彼に会うことは非常に難しいでしょう。
というのも、彼はスピリチュアルなお店でパワーストーンを売っていたりはしませんし、アロママッサージやヒーリングのサロンも開いていないからです。彼はスピリチュアルな知識にとても長けていますが、しかし表立ったスピリチュアルな活動をしてはいないのです。
人と会うことを拒んでいたりはしませんが、彼と知り合うキッカケを作ることが非常に難しいと思われます。とにかく、スピリチュアルな店やブログ、人気のワークショップなどを徘徊していても、彼には出会えないのです。
彼は旅が好きなので、ひょっとすると熱心なスピリチュアリストよりも熱心な旅行好きのほうが、彼に出会える確率は高いかもしれません。
とはいえ、やはり日本人に人気の有名なホテルでトロピカルジュースを飲んでいたりはしないので、かなりアウトローな町を好む、バックパッカーのような人でないと、彼と語らう機会は持てないでしょう。
アセンションの達成者というと老人をイメージするかもしれませんが、彼は老人であったりはしません。2017年の時点でまだ三十代です。ローブを羽織っていたりはしませんし、白装束を着ていたりもしません。非常に普通の外見をしています。
仙人のような人格をイメージしていると、あなたは彼と出会っても彼がそれだとは気づけないでしょうが、ある種の感性を持っている人は、彼と5分話しただけで、「普通じゃないな」と感じられるでしょう。
彼がどのような人かと言えば、「天空の城ラピュタ」に出てくるパズーが大人になったような感じです。さわやかで聡明で、しかし子供のような無邪気な笑顔を持っています。若くしてアセンションを達成してしまう男性は、だいたいパズーのような雰囲気をしているようです。
アセンション達成者に会いたいなら、自分の守護存在に所在を尋ねるしかない。
彼とどうしても会いたいなら、あなたの守護天使に居場所を聞くしかありません。あなたがある程度の精神性を持っているなら、守護天使はあなたに彼の所在や会えそうな方法を教えてくれるでしょう。
商業的なチャネラーに「アセンション達成者の居場所を教えてください」とチャネリング依頼をしても、おそらくそれは叶わないでしょう。無関係な人が彼の個人情報を知るのは、彼にとって良いことではありません。
彼は有名になることを好んではいないので、あなたが彼に会ったとしても、彼の話をむやみに公言しないようにしてあげましょう。人が押し寄せるのはかわいそうです。