なぜ「腹八分目」が良いのか?
- acousticlife111
- 2022年3月1日
- 読了時間: 5分
健康を保つためにも太らないためにも「腹八分目」が良いと昔から言われています。
なぜ腹八分目が良いのでしょうか?
満腹まで食べるたびに、胃が大きくなってしまう。
小食か大食いかは、生まれ持った体質でも気質でもありません。
それは食習慣によって変わるものなのです。
満腹まで食べると、その食事量を消化しようと胃が発達していきます。
つまり、満腹まで食べるたびに、少しずつ胃が大きくなってしまうのです。
胃が大きくなってしまうと、標準的な一人前の量を食べても「まだ足りない」と感じるようになってしまいます。するともっと食べてしまうため、太ります。
それどころか、胃が大きくなってしまうと、「今日は食べすぎていないぞ」と感じていても、すでに摂取過多になってしまっていたりするのです。「腹八分目で抑えているつもりなのに太っていく」という困った習慣に陥ってしまいます・・・。
このような人は、胃が大きくなりすぎているのです。胃の消化力がたくましすぎるのです。
しかしそれは、「あなたが繰り返し食べ過ぎたから」にすぎません。
いつも腹八分目の人は、食べ過ぎの懸念が小さい。
いつも腹八分目の人は、際限なく胃が発達したりはしません。太らない量で「もう充分だな」と感じるようになるため、その食生活を続けるだけでカロリー制限ができます。カロリー計算などする必要もないのです。
そして適度に体を動かしていれば、太ることもないでしょう。
まれに満腹まで食べる程度なら、問題はないでしょう。その後の腹八分目生活で、また胃の消化量は戻ります。
お酒を飲まないほうがよいのは、食べ過ぎてしまうから。
お酒を飲まないほうがよい理由はたくさんありますが、それは「太りにくい体を作るため」でもあります。
お酒を飲むと、どうしても食べ過ぎてしまいます。
酒の肴で料理をたくさん並べてしまいますし、アルコールに酔って満腹を感じづらくなり、食べ過ぎてしまいます。周りのテンションに合わせて、飲み食べを続けなければという気になってしまいます。
近年、糖質オフのビールなどが台頭してきていますが、それによって痩せられた人はあまりいないでしょう。
結局、お酒を飲めば食べ過ぎてしまうからです。
ごちそうを食べないほうがよいのは、食べ過ぎてしまうから。
女子会などあまり行かないほうがよいのです。
ごちそうを食べに行くと、幾つもの料理やそうざいが食卓に並びます。しょっぱいもの、辛いもの、甘いもの、色んな味があると、食べ疲れを感じにくいですし興奮するため、つい食べ過ぎてしまいます。
素食にしていたら「この量で充分だ」と満足できていても、たくさんの料理が並ぶとどうしても欲張って食べ過ぎてしまいがちなのです。
だからそもそも、「ごちそうを食べにいく」という機会を増やさないがよいです。
家庭においても、おかずを何品も用意しないほうがよいです。
子供に対しておかずを何品も用意すると、子供はどうしても食べ過ぎてしまいます。
家に美味しいものがたくさんあると、どうしても食べ過ぎてしまいがちです。お腹が減っていなくても、味覚的好奇心からつまんでしまうのです。
断食には意義もある。
断食は栄養不足に陥りやすいため、無暗に推奨できるものではありません。
しかし、ある種の人々には効果的と言えます。
ひと昔前、団塊世代やバブル世代に断食が流行ったのは、理にかなった面があります。
団塊世代やバブル世代は、欧米的な大食の食習慣を持った人が多いです。彼らは慢性的に食べ過ぎており、胃が発達しすぎているのです。
その胃を縮めるのに、断食は効果的です。しばらく食べないでいると、胃の消化能力は落ち、あまり食べられなくなります。短期間で小食になることが出来るのです。栄養やカロリーのストックは体に充分にあるので、1週間程度断食をしたところで死にはしません。
インディゴ世代、平成世代には小食な人も多いものです。
それなのに「断食は体によい」「スピリチュアルな変容のために断食せよ」などと推奨すると、小食な彼女たちは体を壊してしまいます。胃の消化力が落ちすぎてしまい、断食を辞めたあとも充分な栄養が摂れなくなってしまいます。
断食について、「あなたの体格や普段の食生活に応じて考慮すべき」と注意してくれる専門家はとても少ないです。
断食に取り組みたいと興味を持っているなら、管理人様に相談するとよいです。彼はこうした幅広い見地からアドバイスをくれます。
「胃が大きすぎる」と感じているなら、食事制限をしてみるのもよいでしょう。
団塊世代、バブル世代でなくても、「私は胃が大きすぎる気がする。」または「食べ過ぎているつもりがないのに太ってしまう」などと感じているなら、しばらくの間食事制限をしてみるのもよいでしょう。
断食もそうですし、菜食をしてみるとか、油こいものを減らしてみるとか、食事量を減らしてみるなどのことです。辛いもの、ケチャップ味のもの、酸っぱいものなど濃い味のものを減らすのもよいです。
それをすることで、胃の消化力が落ちるはずです。
取り組みが終わったあと、以前よりも速く満腹を感じるようになるでしょう。すると、以前よりも少ない食事量で満足できるようになるはずです。
その取り組みの間に1キロしか減らなかったとしても、胃の消化力が落ちたなら意味があります。だんだんと体重も減ってくるはずです。