fairy tale
昔からここにある不思議なカフェテラス 誰も知らない
見過ごすのは 僕らがいつもタイヤの上を踊ってるから
急げば急ぐほどに 遠ざかる灯火
飲みほしたティカップの 底から広がる
おとぎの国の入り口に立ち 傷ついた日に別れを告げる
光る泉に身を浮かべたら
もう 消えていった 深く 深い傷
語り継がされてきた 信じ込まされてきた 物語たち
不都合すぎる真実(リアル)は この灰色の雨が洗い流した
止まない雨の中で ふやけた身体に
再び顔を出した陽は 眩しすぎる
雨露光る黄金色い花の 揺れる鼓動で 見え隠れする
口のきけない君の言葉を
ふと この耳で聴いた 雨上がり
「いつまでもここで 君と笑ってたいなぁ…」
離れない様に寄り添いあって繋いだ この手を 引き裂くのは
悪魔じゃなく 天使の子…?
「サヨナラ…」
甘い香りに幻想を見た 時間を持たないおとぎの国を
だけど僕らは永遠じゃない
そう 痛みと共に 生きていく
君を 探しながら
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