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執筆者の写真さと

通り雨

通り雨


通り雨のような君だ

どこからともなく現れて そして気がつけばいなくなった


悲しみは必要ないが 孤独は必要だ

それを埋める力学を 世界は起こそうとするだろう


 僕に帰る場所なんてないから だから君に出会えたんだよ

 触れなくても感じるぬくもり 真実の愛ってそういうもんだ


捨て猫のような君だ

嫌われ者のようでいて 人を強く惹きつけたりして


叫ばなくてもいいんだ それでも聞こえるよね

出会うべき人はそう多くないと 気づいたなら幸せ


 僕に帰る場所なんてないから だからここまで来れたんだよ

 古きを知って新しきを知る その繰り返しだから 人生は果てしない


嘘をつきたいなら絵描きになればいい

世界を美しく描いてばかりいたらいい


 僕に帰る場所なんてないから だから君に出会えたんだよ

 触れなくても感じるぬくもり 真実の愛ってそういうもんだ


 僕に帰る場所なんてないから だからここまで来れたんだよ

 留まるなら途端に老いる そして綿毛は飛び続ける


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