見つからない
仕事が終わり 張りつめたものが緩むと
急に眠くなり 強制終了がかかってしまう
おかげでよく眠れるようにはなったけれど
ジェットコースターみたいで 心は忙しい
本音を隠すことは難しいけど
本音を話すことも難しいのね
私はなぜ 日々を忙しくしたんだっけ
夏の終わり 不意に風の変化に気づく
急に胸騒ぎ 私は今どこにいる？
時代は足早で 仕事も忙しいけれど
ずっと二十歳のまま 止まっているみたい
本音を隠すことは難しいけど
本音を話すことも難しいのね
こんな遠くへ 行きたかったんだっけ
言葉が見つからないのよ どこを探しても
そしていつしか 探すことをやめてしまったの
そうだ 私は 世界に何かをささやきたかった
本音を隠すことは難しいけど
本音を話すことも難しいのね
私はなぜ 日々を忙しくしたんだっけ
本音を隠すことは難しいけど
本音を話すことも難しいのね
こんな遠くへ 行きたかったんだっけ
その剣がその手に 合ってるのはよくわかる この声に合った歌は 一体どこにあるのかしら？ 芸術も冒険だ 何かを探して旅をする 「月並みな人生じゃイヤです」と そういえば神様に ねだったんだったわ あの物語の中で 私に似てるキャラは誰？ 久しぶりに読み返すと 感じ方が変わってる 芸術も冒険だ 誰も家で満たされはしない 「月並みな装備では嫌です」と 英雄は言わずとも 名刀に導かれていく 夢の中で 女神は
茶色い革のリュックを背負って どこにおでかけ しようかな 大人になった気分でいるのに 「かわいいね」って みんな頭をなでる ハンカチーフしか入ってないのはナイショ 何か見つけてくるからね 街はきらめき 私を誘う 色とりどりのポップカラーは 天使みたい 帽子がきらめき 私は驚く 昨日描いた絵にソックリなんだから！ 厚いソールのシューズを合わせて 少し世界が 違って見える デザイナーになりたいなって呟
落ち込むことにも飽きてしまったわ 青春は あまりにも長くて 遅咲きで良かったと 近頃は思うの 私の愛しい人は 神様が用意したのかしら それとも私が用意したのかしら あなたと恋して 自信が湧いたの まだあと百年そばにいてくれる？ 恩返しに 時間がかかるんだもの！ スポットライトを浴びたいわけじゃなくて 日がな歌っていたいだけ 話がかみ合わず 遊ぶのは疲れる 白い色をどう思う？ 感じ方は変わるものなの