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  • 執筆者の写真さと

花のない大地

花のない大地


花のない大地で 天使は息もできないだろう

憧れと現実の狭間 そこで人はいつも苦悩する


心の関所を追いやられ

引き返すか?回り道で大きくなるか?


 絶え間なく風が吹き 雲が足早に流れる

 されど昨日と同じ日々が 延々と繰り返される

 あぁ 暦を忘れたら 老いるのか若返るのか


神に似た者が 鎮座したまま息もしない

それで人は立ち上がり それで人は留まり続ける


心の在り処を考えて

引き返すか?思考を超えていくのか?


 絶え間なく風が吹き 雲が足早に流れる

 風で吹き飛ばせないものに 人がどう立ち向かうのか

 …あぁ それを知るために 旅立ったんだった


寒さにも慣れた頃 人の顔色も違って見える

寡黙な人の隣に座り 共に遠き山を見やる


 絶え間なく風が吹き 雲が足早に流れる

 されど昨日と同じ日々が 延々と繰り返される

 あぁ 平穏とは 幸せなのか不幸なのか


 絶え間なく風が吹き 雲が足早に流れる

 風で吹き飛ばせないものに 人がどう立ち向かうのか

 …あぁ 立ち向かう必要があるのかも難題


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