top of page
  • 執筆者の写真さと

秘密の小屋のこと

秘密の小屋のこと


あれはずっと昔のこと 小学校に上がる前かな

夏の休暇のときのこと ずっと北の森でのこと


みんなとはぐれた私は 泣かずに歩き続けたわ

さすがにノドがかわいて 泉を求め 道をはずれて


 そこに魔女は住んでいたのよ 森の奥の泉のそばに

 古い小さな家だから クモの巣ダメなら会えないかもね


私の名前知ってたわ だって彼女 魔女だもの

彼女の名前知ってるけど それは言わない約束なの


みんなと離れて彼女は 泣かずに暮らし続けているわ

電気も旦那もいらないの 彼氏はたまに会いにくるけど


 今も魔女は生きているのよ 森の奥の泉のそばで

 空を飛んだりはしないから 映画見すぎなら気づかないかもね


派手な魔法は滅びたの 魔法に頼りすぎてしまったから

悪魔に魂売ったなら 派手な魔法も使えるけれど


 今も魔女は生きているのよ 森の奥の泉のそばで

 古い小さな家だけど 中は案外 キレイにしてるわ


 今も魔女は生きているのよ 森の奥の泉のそばで

 あなたもきっと私の話 信じないに決まってるけど


閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

女神は問う

その剣がその手に 合ってるのはよくわかる この声に合った歌は 一体どこにあるのかしら? 芸術も冒険だ 何かを探して旅をする 「月並みな人生じゃイヤです」と そういえば神様に ねだったんだったわ あの物語の中で 私に似てるキャラは誰? 久しぶりに読み返すと 感じ方が変わってる 芸術も冒険だ 誰も家で満たされはしない 「月並みな装備では嫌です」と 英雄は言わずとも 名刀に導かれていく 夢の中で 女神は

街はきらめき

茶色い革のリュックを背負って どこにおでかけ しようかな 大人になった気分でいるのに 「かわいいね」って みんな頭をなでる ハンカチーフしか入ってないのはナイショ 何か見つけてくるからね 街はきらめき 私を誘う 色とりどりのポップカラーは 天使みたい 帽子がきらめき 私は驚く 昨日描いた絵にソックリなんだから! 厚いソールのシューズを合わせて 少し世界が 違って見える デザイナーになりたいなって呟

青春はあまりにも長く

落ち込むことにも飽きてしまったわ 青春は あまりにも長くて 遅咲きで良かったと 近頃は思うの 私の愛しい人は 神様が用意したのかしら それとも私が用意したのかしら あなたと恋して 自信が湧いたの まだあと百年そばにいてくれる? 恩返しに 時間がかかるんだもの! スポットライトを浴びたいわけじゃなくて 日がな歌っていたいだけ 話がかみ合わず 遊ぶのは疲れる 白い色をどう思う? 感じ方は変わるものなの

Comments


bottom of page