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マグカップ

マグカップ


君にあげたマグカップ どんな柄だったか 

実は僕 ぜんぜん覚えてないんだ

ささやかに好意を伝えたくて

のぼせながら 雑貨屋巡った その緊張だけを覚えてる


僕の好意など君は すぐに忘れてしまったのだろう

忘れたふりをして 呑気に暮らしてたかったのだろう


 それでいいんだよ ただ君の幸せを願う

 隣で手をつないでいるのが 僕じゃなくても

 ・・・そう心から言い切れる 僕になりたかった


誰とも手をつないでいるふうもない その後の君だった

みんなが君に恋してるのに どの手もつかまないのかい

にぎやかに愛されるのはどんな気持ちなのか

色々 面倒くさいことも あったりするのかしら


人の好意など君は 気にしないようにしてるのだろう

誰もがみんな笑顔でいるために 平和のために


 それもいいかもね ただ君の幸せを願う

 恋を叶えることが 幸せともかぎらない

 あちこちの恋愛映画に 駆り出されるのもくたびれる


「あなたからもらったマグカップ 今でも使ってるんだよ」

不意に言ったその言葉で 頭か胸か 稲光走る

君はいつもココア飲むたびに あの頃のこと 思い出すのかな


 ただ君の幸せを ただ君の幸せを願う

 隣で手をつないでいるのが 僕じゃなくても

 ・・・そう心から言い切れる 僕になりたい


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