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執筆者の写真さと

もう1つ夢があった

もう1つ夢があった


 そういえば もう1つ夢があった


ピカピカの最新鋭の高速鉄道に

旅人たちは乗らないらしい

目的地を告げたって 通り過ぎてしまうから


あぁ なんとなくわかる気がするわ


 どう言えば 「もう1つ夢があった」

 切り出すことが出来るだろう

 大勢の人を載せて この列車は停まれない


ピカピカの最高層の高級住宅に

旅人たちは住まないらしい

憧れは幾つだって キリがないものだから


あぁ 泊まるだけで満足できそうだわ


 そういえば もう1つ夢があった

 ささやかながら けれど熱く

 大勢の人に見せて 褒められたいわけじゃない


自由とは複雑で

走り出して 立ち止まり 戦い 抜け出す柔らかさ


 そういえば もう1つ夢があった

 ささやかながら けれど熱く

 大勢の人を載せて その列車はゆけばいい


 そういえば もう1つ夢があった

 ささやかながら けれど熱く

 旅人はゆく街々で 幾つの夢を叶えていくのか


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