さとハクハク 都に向かうと旅に出て 今はどんな風の中 何も知らぬとうそぶいて 引き止めさせない怜悧な人 白 息は空に消えて すでにどこかもわからぬ 愛とは何か?と問われたら 今は少しなら解るつもり スープをくるくるかき混ぜて 味が少しずつ変わっていく...
さとバイタクの詩バイタクの詩 明日もまた晴れるかな? 今日と何も変わらずに 明日もまた晴れるかな? 遺跡を背に 陽が昇り 金持ち相手に商売してりゃ メシを食うぐらいカンタンだ 遺跡を観に来るヤツらは バスが吐いて捨てるほどいるから アンタにとっての10ドルは オレらにとっては大金で...
さとどんな未来をどんな未来を 「近頃の若者たちときたら 常識知らず 忍耐不足」 …そんなコトバは 右から左に 流してしまえばいい なぜなら 僕も 僕の父さんも 同じこと言われてきた そうしてバトンは巡り巡って 今 君たちの手の中 どんな未来を描きたいのか 君の想いを聴かせて...
さとツクシツクシ 春が来て 僕の心に ツクシが芽生えた 生きていれば 色んな欲望が あちこち 花を咲かすだろう 街に出れば 次の流行が あとから実を付けていく 飽きが来たら次をむさぼる そんなことの くり返しと思ってた…けれど 夏が来て 僕の心の ツクシは育った...