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執筆者の写真さと

On the rail

On the rail


 あの日 誰かのマネして レールの上を歩いた

 星空に誓い すぐ忘れたあの夢も 今は星クズのように


つまらない日常から 抜け出そうとして

色々思いついては すぐに飽きちまう


昨日の夜に見た映画に 憧れて

行き先も決めないまま ひたすら歩いた


ときには作り話が 真実よりも力を生む

だからって嘘ばかりついていいとは

誰も言っちゃいないんだゼ


 あの日 誰かのマネして レールの上を歩いた

 死体は見つからなかったけど

 オトナに見つかって やめたハズなのに…


幼いころのトラウマを 今も引きずって

歪んだ光かざして 立て札を読んだ


誰かのイタズラで そっぽを向いた道しるべ

いつだか それを信じて 闇をさまよったっけ


うかつに信じられなくなっちまった このごろは

ひとまず安全な 誰かが通った道を 選んでしまうのかなぁ


 今も 誰かの模倣して レールの上を歩いてる

 期待にそぐえるようにと

 オトナへと続く このレールの上

 

 これからも 今と同じように レールの上を歩くの?

 途切れたレールの向こうには 

 星空が 誰も踏みしめてない場所が


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