翔
憧れた自由は 手すりのない崖道のようで
振り返ることなど 適わぬから進むしかない
下から誰かが その姿を見ていて
その過酷さを知ってか知らぬか 追いかけてくる
事情は色々ある それを知る者同士
語らうのは 明日の風景のことばかり
希望とは何か 人を救うことではなく
もう一度立ち上がろうと 思えるだけの何か
翔（はばた）いた代償は かすり傷では済まないもので
振り返る暇など ないほど険しい道がいい
地上は色々ある それを知る者同士
「結局はどの苦痛を選ぶかだ」と笑う
希望とは何か 人を救うことではなく
もう一度立ち上がろうと 思えるだけの 遥か
でもきっと そこで泣いているよりはマシなんだ
希望とは何か 人を救うことではなく
もう一度立ち上がろうと 思えるだけの何か
希望とは何か 人を救うことではなく
もう一度立ち上がろうと 思えるだけの 遥か
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