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  • 執筆者の写真さと

逃避行

逃避行


どこだって良かった 私を知る人の誰もいない町

町ですらなくても良かったの ネコでもいてくれれば


時々息が詰まるようで 何かが足りないと嘆く

頂き物のポインセチアが やけに早くしおれている


 私が誰であっても微笑んでくれますか?

 昔なじみの友達のように 他愛ない笑顔で


フチの大きなメガネが 似合わないと言わないで

サングラスかけるよりは 人相がいいと思って


孤独には慣れているの こう見えても意外と

ぬくもりでしか孵せない 幸せの卵もあるでしょう


 私が誰であっても手を差し伸べてくれますか?

 あの豪華客船 の

 隣の漁船に乗ってみたいな


潮の香りは 安らぎと焦燥の匂い

明日もまた微妙に 違う色に変わるのでしょう

体の中の空気をすべて入れ替えて

そして私は 何を思うのだろう?


 私が誰であっても微笑んでくれますか?

 昔なじみの友達のように 他愛ない笑顔で


 私が誰であっても手を差し伸べてくれますか?

 あの豪華ホテル の

 隣の民宿に泊まってみたいな 


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