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  • 執筆者の写真さと

吊り橋

吊り橋


長い長い山道を 軽はずみな心でかいくぐった

異世界への入口みたいに 木の根の吊り橋は壮麗で

これは観光名所じゃなく ただの入口だなんて

僕が動けなかったのは 疲れすぎてたからだけじゃない


軽率な好奇心を後悔し バカだなと自分を諫める

だけどそいつを憎み切れないのは 嗅覚が鋭いからさ


 誰も知らない絶景を 求めるでもなく求めて

 それはいつも 疲れ果てた迷子の先で

 ひっそりとひっそりと 待っている


吊り橋の下には 立派な川がたゆたっている

人里を隠すつもりもなく 水浴びと洗濯に耽る人

宿もない店すらない村が 段々畑のように広がる

日没が近いな 散策と水浴びとで迷う


人里離れて暮らしてるのに よそ者を拒まない

歓迎するでもないけど それでいい それでいいよ


 誰も知らない絶景を 求めるでもなく求めて

 それはいつも 疲れ果てた迷子の先で

 写真を撮ることさえ 忘れてしまっている


囲炉裏の匂いがして 日常にくるまって眠る

夜は夜らしく長くて 朝はニワトリが連れてくる


 誰も知らない絶景を 求めるでもなく求めて

 それはいつも 疲れ果てた迷子の先で

 ひっそりとひっそりと 待っている


 誰も知らない絶景を 求めるでもなく求めて

 それはいつも 疲れ果てた迷子の先で

 写真を撮ることさえ 忘れてしまっている


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