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  • 執筆者の写真さと

光と影

光と影


振り返った西の空には 重たくって暗い雲だ

今頃きっと 海の向こうじゃ 悲しい雨が降る


正直な話 見知らぬ土地のことなどピンとこないんだ

文鳥が目覚めなかった朝は あんなにも泣きじゃくったのに…


 形なきで 誰かの過ちに 警告を鳴らす資格など僕にあるのかな

 「影の無い人なんて いるはずもない」と

 春の陽射しの様な笑顔で言うと その気にさせられる

 不思議なチカラだね


耳を塞ぎたくなる様な悲しい過去を 明るく打ち明ける君が好きだ


どんなにうるさく忠告されても 動かなかった僕なのに

そんな君の姿を見ただけで 変わろうと思えたんだ


 形なき音で 誰かの憎しみを いたわりに孵るチカラなど僕にあるのかな

 「笑われない夢なんて 見る価値もない」と

 君は肩をたたいて 背中を押して

 また巡る冬でも 僕を見守るだろう


お転機はいつも 西の方からやってくる

悲しみの雨はやがてこの地にも降るだろう

そんな長期予報なら 当たらないほうがいい…


 一番最初に武器を捨てる勇気

 僕にあるわけもなく でかい口は叩けないけど

 笛の合図とともに 同時に捨てようと

 共に手を取り合って決めたのならば 僕は疑わない

 僕は裏切らない 

 あの日と同じように

 君と同じように

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