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  • 執筆者の写真さと

柱の時計

柱の時計


柱の時計は止まったままで

だけど主役のような顔して

タイムスリップの案内役を 買ってでているかのようだ


きんと冷えた廊下は 外よりも寒い気がする

人恋しさを 淡く 刺激するように


 懐かしい匂いがして

 しばらくぼーっとしていた

 あくびを1つするくらいのつもりが

 もう30分も 経っていた


柱の時計は止まったままで

だからなおさら感覚が狂う


忘れられた路地裏は だけどとても幸せそうだ

まどろむ猫のように 放っておいてほしい


 懐かしい匂いがして

 それだけ頼りに歩いた

 生きてる意味すら忘れてしまったけど

 誰かのために 店を開けてる


錆びた三輪車で 一体どこまで行けるんだ

どこにも行けないから 捨てていったんだろう


 懐かしい匂いがして

 だけど何にも言わない

 休みの後に何をすべきか

 だけど誰も 何も言わない


 だけど僕は


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