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  • 執筆者の写真さと

単線の駅

単線の駅


どうやってここまで来たかも覚えていない

昨日は興奮しすぎて 電車は眠かったわ

単線の駅 緑の山に抱かれ 別世界みたい

ホームに立つのは 人よりスズメのほうが多い


どこか遠くに連れていってと 願った私に

小さく微笑み 握るその手は温かい


 変わらないままでいてほしいの

 ありのままでもう 美しいから

 変わらないままでいてほしいの

 私の勝手な願い 澄みきった空にささやく


どうやってそこまで行くつもりなの?

歩いて辿りつけそうには思えないのに

寄り道ばかり すぐに立ち止まっては 何かに笑う

声をかけるのは 人よりスズメのほうが多い


どこか遠くに連れていってと 願った私に

電車に乗っても「そこ」には行けない と言う


 変わらないままでいてほしいの

 ありのままでもう 楽しいから

 変わらないままでいてほしいの

 私の勝手な願い 澄みきった小川(かわ)に捧げる


結局どこに行くつもりなのか 未だわからないの

そのうち旅は終わってしまって でも私は生き返っている


 変わらないままでいてほしいの

 ありのままでもう 美しいから

 変わらないままでいてほしいの

 それは僕のセリフだよと あなたは振り返って笑う


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