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  • 執筆者の写真さと

谷の上の鷹は

谷の上の鷹は


谷底に突き落とされた獅子の子のごとく

いつまでもイジけてばかりはいられないな

競争ばかりのこの社会 這い上がらないと生きてけない


クビにならないために藻掻くんじゃなく

どんな仕事だって 食っていけるように


 あぁ 視界は明るくなったが

 やることは益々増えちゃったよ どうしてくれるんだ!

 あぁ アイツはなぜに多才なんだ?

 いつもテキトーに流してきたことを もっと真剣にやりゃいいのか


才能があって羨ましいもんだと思ってたけど

谷底から這い上がってきたんだろう 親近感湧くな

ビジネス書(じょうほう)ばかり漁ったって 大して実になっていやしない


近道するためにググるんじゃなく

「極めたい」と願うことが やっとスタートラインか


 あぁ 営業(しばい)は上手くもなったが

 何の役に立ってるんだよ? 嫌気が差しちゃうな

 あぁ 違う仕事がしたいな 転職なんて怖いけど

 そのために色々藻掻いてきたんじゃなかったか?


苦労なんて 過ぎ去れば苦しくもない

そして 部活の筋トレより苦しいことなんて

大して無いような気もするよ


 あぁ 這い上がったところで まだ標高0メートルだ

 エベレストが何千メートルか それさえよく知らないな

 あぁ 上を見上げるばかりが 生きる目的でもない

 谷の上の鷹は 上昇ではなく 遠くを目指すから飛ぶんだ


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