誰かが僕のページをめくった

誰かが僕のページをめくった

優しいメロディから目を背け

電車の轟音ばかり聞いてた

心が荒むのも当然だ

「子供っぽい」と嘲笑うその心が子供っぽい

君だってぬくもりのゆりかごに戻るんだろう？

　昨日まで当たり前だったものが

　無性に愚かに思えて

　誰かが僕のページをめくった　乾いた音がした

籠りたがる人の気持ちもわかるが

家に幸運が落ちていたりもしない

それに気づいたら卒業だ

他人（ひと）の心配している場合か？と自嘲（わら）うshy boy

３年生は来年すぐに　子ども扱いされるんだ

　昨日まで僕を支えていてくれてたものが

　突然無価値になって

　誰かが僕のポケットに　知らんカセットを差し込んだ

先頭を走っているのは誰なのか

まったくわからないレースは続く…

　昨日まで当たり前だったものが

　無性に愚かに思えて

　誰かが僕のページをめくった　乾いた音がした

　昨日まで僕を支えていてくれてたものが

　突然無価値になって

　誰かが僕のポケットに　知らんカセットを差し込んだ