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舞い込んだポストカード

舞い込んだポストカード


古い友人から舞い込んだポストカード

オーストラリアでワーキングホリデーしてるって

なぜこんなもの 僕に送るんだ?

自慢話も説教も 綴られてはいない


葉書で紙飛行機を折ったって 目の先までも飛びやしない

しかしこんな小さな紙きれが 人を遠くまで飛ばすこともある


 忘れていたこと思い出して 子供のように駈け出す

 もういっぱしの大人なんだ 心配しないでいいよ

 嗚呼 これは素晴らしき 忘れえぬストーリー


古い友人から舞い込んだポストカード

同じ夢を語ってそれきり 友人かどうかも怪しい

住所を頼りに 見知らぬ国に一人

しかしそこに奴はいないときたもんだ


「貯めた札束を握りしめて 尽きるまで世界を周るらしい」

農場の親父が見せる写真は あの頃よりも精悍で


 どれほどにも日焼けして 子供のように笑ってるのか

 もういっぱしの大人なんだ 無茶しないでくれよ

 嗚呼 これは素晴らしき 忘れえぬストーリー


これまでの奴と これからの奴を想像して

遥かなるストーリーが頭を駆け巡る

これまでの僕と これからの僕を束ねても

こんなに心が沸き立って泣いてしまうことはないだろう


 知らないことを思い出して 子供のように足掻くしかない

 もうあとには戻れないよ どうしてくれるっていうんだ


 どれほどにも日焼けして 子供のように笑ってるのか

 バリ島なんか行かないだろうな インドネシアの遺跡だな

 嗚呼 これは素晴らしき 忘れえぬストーリー


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