top of page
  • 執筆者の写真さと

海には心があるのかしら

海には心があるのかしら


パパに連れられて散歩した海を 今でも夢に見る

大きなものに包まれて 私は自分の儚さを感じてた


波はいつもおおらかで 焦ることを知らない

人はその呼吸の中で生きているのだと 思った


 つば広帽子飛んでった いつもよりも蒼い海に

 「そのうち返してくれるよ」と パパは笑って言った


時々 海に訪れるたび 私はひそひそささやく

「あの日のことを覚えている?」 海は何も語らない


釣りはいつも退屈で 暴れ出す魚は怖い

何かが浮かぶのを見かけては それと戯れていた


 連れ去っていくものもあれば 打ち寄せるものもある

 「海には心があるのかしら」と 私はつぶやいていた


不機嫌な波には抗えない どうしようもないほどに

海は何も語らないけど 何か伝えたがっている


 つば広帽子飛んでった いつもよりも蒼い海に

 「そのうち返してくれるよ」と いつまでも思っていた


 連れ去っていくものもあれば 打ち寄せるものもある

 「海には心があるのかしら」 ボトルレターの漂着を待つ


閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

谷の上の鷹は

谷の上の鷹は 谷底に突き落とされた獅子の子のごとく いつまでもイジけてばかりはいられないな 競争ばかりのこの社会 這い上がらないと生きてけない クビにならないために藻掻くんじゃなく どんな仕事だって 食っていけるように あぁ 視界は明るくなったが やることは益々増えちゃったよ どうしてくれるんだ! あぁ アイツはなぜに多才なんだ? いつもテキトーに流してきたことを もっと真剣にやりゃいいのか 才能

自己矛盾

誰かが不貞腐れた僕らをつまんで トラックの荷台に放り込んだ 「地球」という名前の 古びた乗り合い(ピックアップ)トラックだ それが優しさなのか厳しさなのか 誰もわかりやしない ヤツは無口なもんだから 何を考えてるか知らない 風に吹かれながら 暮れていく夕陽を見ている 冷静とも少し違う 疲れて声も出せないだけだ ごめんね 僕は待ち望んだ英雄じゃない 一介の旅人だ 旅人ですらないかもしれず 魂の色が何

言葉にならない

言葉にならない 内面を褒めてほしがっている 君の気持ちはわかるけど ついつい「可愛いね」って言っちゃうんだ 嘘を付けないもんでさ 内面を褒めてほしがっている 君の気持ちはわかっている その可愛らしさは 優しさがにじみ出ているんだ 最近悩みがあってさ! 聞いてくれるかい? 人生の宝探しに 次のステージがないんだ 飾らずに伝えたい 愛おしさを 今日も懲りずに 掠れずに歌いたい 愛おしさを 自分の言葉で

Kommentare


bottom of page