top of page
  • 執筆者の写真さと

梅雨空の下で

梅雨空の下で


雨だけど 家を出たんだ 濡れながら 奇声をあげた

口答えできなくて 濡れ衣を着せられた

珍しく 八つ当たりなんかして

左のステレオが 黙り込んだ


大事なテスト それもさぼって 

君との約束もすっぽかした

全てがどうでもいいと思った

君が探しているなんて 知りもしないでさ…


 どしゃ降りの雨の中で 傘を差し出してくれた君 

 ずぶ濡れ クシャクシャの笑顔で 僕に

 「カゼひくよ」って クシャミしながらさ


昔から 雨は嫌いだった

必ずと言って 何かあったから

悪い予感は 無かったわけじゃない

それでも 嘘はつけなかった


ほほの痛みも 君のクシャミも 壊れた左のステレオだって

無駄なものなど一つもないんだ

君が教えてくれるまで 気付かなかったけど…


 今はまだ 梅雨空の下

 不安定な明日に怯える若葉

 この どしゃ降りの雨さえも 栄養だと思えたなら

 それだけでもう 立派な収穫だと思わないかい?


現実って何なんだい?

ダミーの数が多過ぎて キミの姿が見えないよ

僕のことを 必死で呼んでるのはわかってる

でもさ まだ 見分けがつけられないんだ


 どしゃ降りの雨の中で 傘を差し出してくれた君 

 ずぶ濡れ クシャクシャの笑顔で 僕に

 「カゼひくよ」って クシャミしながらさ


 今はまだ 梅雨空の下

 不安定な明日に怯える若葉

 この どしゃ降りの雨さえも 栄養だと思えたなら

 それだけでもう 立派な収穫だと思わないかい?


閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

谷の上の鷹は

谷の上の鷹は 谷底に突き落とされた獅子の子のごとく いつまでもイジけてばかりはいられないな 競争ばかりのこの社会 這い上がらないと生きてけない クビにならないために藻掻くんじゃなく どんな仕事だって 食っていけるように あぁ 視界は明るくなったが やることは益々増えちゃったよ どうしてくれるんだ! あぁ アイツはなぜに多才なんだ? いつもテキトーに流してきたことを もっと真剣にやりゃいいのか 才能

自己矛盾

誰かが不貞腐れた僕らをつまんで トラックの荷台に放り込んだ 「地球」という名前の 古びた乗り合い(ピックアップ)トラックだ それが優しさなのか厳しさなのか 誰もわかりやしない ヤツは無口なもんだから 何を考えてるか知らない 風に吹かれながら 暮れていく夕陽を見ている 冷静とも少し違う 疲れて声も出せないだけだ ごめんね 僕は待ち望んだ英雄じゃない 一介の旅人だ 旅人ですらないかもしれず 魂の色が何

言葉にならない

言葉にならない 内面を褒めてほしがっている 君の気持ちはわかるけど ついつい「可愛いね」って言っちゃうんだ 嘘を付けないもんでさ 内面を褒めてほしがっている 君の気持ちはわかっている その可愛らしさは 優しさがにじみ出ているんだ 最近悩みがあってさ! 聞いてくれるかい? 人生の宝探しに 次のステージがないんだ 飾らずに伝えたい 愛おしさを 今日も懲りずに 掠れずに歌いたい 愛おしさを 自分の言葉で

Comments


bottom of page