栗色の髪をなびかせて
きっともっと東のほうなんだわ
私の探している場所は
もう少し素朴なんだろうと そんな気がするの
少女たちの目はもっと澄んでいて 花を摘んで日が暮れる
栗色の髪をなびかせて
線路の上を歩く ただ一人
「楽園だ」と誰かが言う
期待はしないの 楽園なんて
白いワンピースは汚れてきて それも旅の証
少女たちの目はもっと澄んでいて そんな私を抱きしめる
栗色のギターを相棒に
ギターケースは重く 私を試す
「寂しいから」なんて理由で 連れてきてはだめなの
愛は 愛は 寂しさを埋めるゲームじゃない
「寂しいから」なんて理由で さすらってはだめなの
一人旅ほど不安な 夜はないのだから
栗色の髪をなびかせて
線路の上を歩く ただ一人
栗色のギターに別れを告げ
新しい自分を 探し歩く
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