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  • 執筆者の写真さと

幾度目かのシェムリアップ

幾度目かのシェムリアップ


2000リエルのシェイクで 午後の火照りを癒す

もう少し歩けるよ バイタク振り切って笑う

大きなホテルばかり増えて 君らしくないな

排気ガスと砂ぼこりの臭いが 懐かしくもある


僕が刻める足跡は 残り多くはないだろう

悲しくはないさ もう心残りもないから


 旅はなぜ いつも少し切ないんだろう?

 何があっても何がなくても 切なさが胸を打つ

 旅はなぜ いつも少し切ないんだろう?

 立ち止まってはいけないよ 「旅」であるべきだ


コーラ飲みすぎるなよと訳知り顔 ビギナーを諭す

トイレットペーパー買い足して 後で渡してやろう

お洒落なカフェばかり増えて 君らしくないな

同じ味のチャーハンばかり 食べる苦行もいい


鼻をかんだティッシュのように クシャクシャの紙幣

すべてはそんなリエルのようで 新鮮だったんだ


 旅はなぜ いつも少し切ないんだろう?

 変わっていくもの変わらぬもの 静かに眺めながら

 旅はなぜ いつも少し切ないんだろう?

 世界は別に 僕のためにあるわけじゃないさ


太くなったふくらはぎと ガサガサの足の裏

貧相な体で 子供たちと 池に飛び込んだ日が懐かしい

壊れたカメラを欲しがった あの子は元気だろうか

いつまでも大きな瞳で微笑んではいないだろう


 旅はなぜ いつも少し切ないんだろう?

 何があっても何がなくても 切なさが胸を打つ

 旅はなぜ いつも少し切ないんだろう?

 立ち止まってはいけないよ 「旅」であるべきだ


 旅はなぜ いつも少し切ないんだろう?

 変わっていくもの変わらぬもの 静かに眺めながら

 旅はなぜ いつも少し切ないんだろう?

 世界は別に 僕のためにあるわけじゃないさ

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