top of page
  • 執筆者の写真さと

小さな優しさを

小さな優しさを


空の匂いが変わって 暖かい風と春の雨

新しい日々に 期待と不安が入り混じる

知らない人に 上手く笑えるかしら?

ちっぽけな悩みは コートと一緒に脱ぎ捨てられたらいいのに


誰もが私と同じように 気疲れ感じているの?

ミルクティーでも 淹れてあげたいな


 小さな優しさを 春の花にのせて

 世界が少し明度を変えたらいい

 綿毛を飛ばすタンポポは

 私に似た誰かが 願った魔法かしら


雨宿りに駆けこんだ 知らない町の喫茶店は

コーヒーだけで長居する私に おまけを添える


小説を読むふりして 進んでいないことが

無口な彼にはきっとわかっていて


 小さな優しさを いつも風にのせて

 世界が少し明度を変えたらいい

 それがたとえ誰にも見えなくても

 世界が少し明度を変えてくれたらいい


誰かの地図をのぞきこんで 歩けば歩くほどに迷子

辿り着いた喧噪は 私の望む場所ではないの

結局私は 花の咲く河川敷の道に戻って

どこかに行きたいわけじゃなかったのだと 思い出す


 小さな優しさを 春の花にのせて

 世界が少し明度を変えたらいい

 綿毛を飛ばすタンポポは

 私に似た誰かが 願った魔法かしら


 小さな優しさを いつも風にのせて

 世界が少し明度を変えたらいい

 それがたとえ誰にも見えなくても

 世界が少し明度を変えてくれたらいい


閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

谷の上の鷹は

谷の上の鷹は 谷底に突き落とされた獅子の子のごとく いつまでもイジけてばかりはいられないな 競争ばかりのこの社会 這い上がらないと生きてけない クビにならないために藻掻くんじゃなく どんな仕事だって 食っていけるように あぁ 視界は明るくなったが やることは益々増えちゃったよ どうしてくれるんだ! あぁ アイツはなぜに多才なんだ? いつもテキトーに流してきたことを もっと真剣にやりゃいいのか 才能

自己矛盾

誰かが不貞腐れた僕らをつまんで トラックの荷台に放り込んだ 「地球」という名前の 古びた乗り合い(ピックアップ)トラックだ それが優しさなのか厳しさなのか 誰もわかりやしない ヤツは無口なもんだから 何を考えてるか知らない 風に吹かれながら 暮れていく夕陽を見ている 冷静とも少し違う 疲れて声も出せないだけだ ごめんね 僕は待ち望んだ英雄じゃない 一介の旅人だ 旅人ですらないかもしれず 魂の色が何

言葉にならない

言葉にならない 内面を褒めてほしがっている 君の気持ちはわかるけど ついつい「可愛いね」って言っちゃうんだ 嘘を付けないもんでさ 内面を褒めてほしがっている 君の気持ちはわかっている その可愛らしさは 優しさがにじみ出ているんだ 最近悩みがあってさ! 聞いてくれるかい? 人生の宝探しに 次のステージがないんだ 飾らずに伝えたい 愛おしさを 今日も懲りずに 掠れずに歌いたい 愛おしさを 自分の言葉で

Comments


bottom of page