top of page
執筆者の写真さと

小さなトランクを買ったわ

小さなトランクを買ったわ


何色か選べない それが今の私なの

優柔不断か欲張りか、それ以外の何か


幾つもの科目を同時進行できるでしょう?

なのになぜ?


 春があなたを どこかへ連れていく

 人は 季節を讃えたり 憂いたり


「早く大人になりなさい」と 言われ続けてきたの

でももしか 大人より向こうにある何か


誰にも期待していないと思っているのは内緒

それならば


 遥か彼方を 人知れず見つめる

 皆と同じ風に吹かれながら


移ろいゆく世界の中で

手のひらに残るのは 友のぬくもり

小さなトランクを買ったわ

だって そこに収まりそうだもの


 春が私を どこかへ連れていく

 人は 季節を憂いたり 讃えたり


 遥か彼方を 人知れず見つめる

 たしかあの人は 今ごろ春のない国


閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

書きかけの詩(うた)

書きかけの詩(うた)が 止まったままで 「忙しいからいいんだ」と笑う 良かったねって 言ったらいいのか 国語のテストより難しい   みんなが君を褒めたたえるけど その中身は少しずつ違ってて    「わかってる 何が大切かは」  君の言葉を信じるしかない...

待った?

君が弾くとアコギも 何でそんなカッコいいんだ 自分の世界に 二人の世界に浸ってるから   美しいものは 遠くにない そう思えるのは そうだ・・・    少し 寂しそうだよ  笑顔の余韻のあたりが  少し 寂しそうだよ  少しだけ 少しだけ  ...

意味がわかってきた

この小さな手は ピアノに嫌われている でも 私はピアノを 愛し続けてみる   あぁ 意味がわかってきたイノセント・ワールド    ささやくだけで美しいなら  人は 小鳥にもなれる  いつか 小鳥に戻れる   スマホのスピーカーは ベースを無視している...

Comments


bottom of page