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導かれし者たち

導かれし者たち


憧れだったギザのピラミッドは 期待以上のスケールで

入り口に辿り着くその前に すでに歩き疲れていたよ

かと言って ラクダで移動するには 値段が高すぎるから

照りつける陽射しと戦いながら 汗を流し歩くのさ


人数制限に間に合わなくたって いつまでも泣いたりしない

時間を有効活用するべく 他のピラミッドへ向かう


 「導かれし者たちが集う場所…」

 噂は本当だった

 ちょうど玄室に着いた時

 見知らぬヒーラーが歌を歌ってた


午後のぶんのエントリーまでは まだ時間があったから

おヒゲを失くしたスフィンクスの 悲しい顔を見に行く

その下には地下室があって 開かずの扉があって

古代の叡智が眠っているって 噂を聞いたことはないかい?


昼食も取らず午後一番で チケットカウンターに並んで

さっきの見知らぬヒーラーが 仲間を3人引き連れていて…


 「導かれし者たちが集う場所…」

 噂は本当だった

 玄室に着いたや否や

 彼らの奇妙な儀式は始まった


「ピラミッドはただの墓なんかじゃないさ」

それを信じている者たちは

多くの犠牲を厭わずに ここまでやってくるだろう

 「導かれし者たちが集う場所…」

 噂は本当だった

 僕も座禅を組んでいたら

 いつの間に 儀式の一員だった


 「導かれし者たちが集う場所…」

 噂は本当だった

 あらゆる全てのアクシデントは

 この5分間のための帳尻合わせだったのさ

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