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執筆者の写真さと

女子たちの儀式

女子たちの儀式


仕事で来たときと 違う空に見える

お土産屋さんは 通り過ぎていこう


この町の空気とは何ぞや

軒下でお茶をすするお婆ちゃんの匂い


 忘れるために 思い出すために

 古い町を目指す 女子たちの儀式


散々迷ったけど バスに乗ってみる

「降ります」のボタン 押していいですか


この旅の勇気とは何ぞや

誰にも出会いたくない 誰かに出会いたい


 迷子になったわけじゃないのにな

 迷子になったように 見えるのかしら


人はなぜ 旅に出るか?

一人で歩くと 色々 考える


 話題の店も 気になってしまうけれど

 お団子ならさっき 少女に貰ったんだった


 忘れるために 思い出すために

 古い町を目指すことが 女子たちの儀式


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