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  • 執筆者の写真さと

夢から遠く反れて

夢から遠く反れて


足取りが重たいのを古臭いジーンズのせいにして

地面を蹴飛ばしたところで犬が笑うだけだ


鬱病のふりをしても楽しいことはなかった

本当の鬱病に失礼だな ジーンズを脱ぎ捨てた


 夢から遠く反れて 迷子の子供みたいだ

 それが灯火だったと 今さらに気づく


「本当は頭が良いのよね」と 褒められても委縮する

錆びついた刀振るっても 犬すら脅せない


最善は何かと 必死になって調べたが

調べるより動いてれば良かった それこそが知性だ


 夢から遠く反れて しぼんだ風船みたいだ

 バカにした夢想家に 申し訳ない気になる


また歩き出せばいいと思っても

リハビリは意外と難しい

最善のリハビリは何だ?と 

検索し(しらべ)ようとする僕を 錆びついた刀で殴る


 夢から遠く反れて 迷子の子供みたいだ

 たとえ他力でも まずは帰らなくちゃいけない


 夢から遠く反れて 新しい小島すら見えてきた

 どちらでも良いのかもしれないが ここに居るわけにはいかない

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