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  • 執筆者の写真さと

吊り橋の向こうへ

吊り橋の向こうへ


手にした賞状はいつも 新しい町への地図にすぎず

一体この旅路はどこまで続くんだ?


旅ほどワクワクしないから なおさらタチが悪い


 それならいっそ旅に出ようか

 すべてを捨てて 仕事も捨てて

 僕ならきっとそれも出来るだろう

 色々培ってきたんだから

 すべては 冒険のための準備にすぎない


敵か味方かわからぬ人たちの笑顔 すり抜け

結構うまくやれるもんだと感心する


いつしかワクワクは薄れて 何のために歩いてんだ


 何もない村でバスを飛び降りる

 誰もいないが だまされることもない

 安らぎとは カネでは買えない

 気づくまでの授業料が高いだけ

 つまり冒険は 平穏への吊り橋にすぎない


望むのは革命じゃない 戦いの終わり

18歳の頃は そう思っていたんじゃなかったっけか

話せばわかると 弁を磨いたが

営業トークにすり替わってしまう…


 それならいっそ旅に出ようか

 すべてを捨てて 仕事も捨てて

 君ならきっとそれも出来るだろう

 色々培ってきたんだから

 すべては 冒険のための準備にすぎない


 何もない村でバスを飛び降りる

 誰もいないが だまされることもない

 安らぎとは カネでは買えない

 気づくまでの通学路が長いだけ

 つまり冒険は 平穏への吊り橋にすぎない


 すべては 冒険のための準備にすぎない

 そして冒険は 平穏への吊り橋にすぎない

 


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