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執筆者の写真さと

勇者のいないストーリー

勇者のいないストーリー


誰かの物語の中で 僕はどんな貢献をするだろう?

我が人生の体裁よりも そっちのほうが気になるな


勇者になりたいと願うなら そのぶん魔王(てき)を生み出すだろう

平和な社会にしたいよ 望むあれこれはその次だ


 勇者のいないストーリー

 どうやって起伏を作ろうか

 それは君が考えたまえ 僕は脇役を楽しむから


「海の向こうを目指すなら 大きな船に乗るがよい」

至極当たり前のことを 格言っぽく言ってやりたい


誰も傷つけることなく 誰も敵に仕立てることなく

生きる喜び感じたなら それほど素晴らしいことはない


 魔王のいないストーリー

 どうやって目的を作ろうか

 それは君が考えたまえ 幾らでもありそうなもんだよ


ほらあれだよ 魔王の城のちょっと前に

ほこらで待ちわびる老人賢者がいるだろう

あんな役割 ちょっとカッコいいじゃないか?


 勇者のいないストーリー

 どうやって起伏を作ろうか

 僕も一度くらいは 海を越えなきゃだめかな? 説得力がないかな


 魔王のいないストーリー

 どうやって目的を作ろうか

 それは君が考えたまえ カジノ以外にしておきたまえよ


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