top of page
執筆者の写真さと

優しすぎるゆえに

優しすぎるゆえに


生き延びるために敵を撃つのは 誰も責められやしないだろう

でも僕がもしそんな立場なら 抵抗しない気もする

優しすぎるゆえに朽ちるのなら それもいいんじゃないかな

「生きろ」と誰かは言うが そんなの神か何かの都合だろう


輪廻転生のろくでなしで 見放されれば本望だ

木の家しかない僻地の村に 何度も生まれ落ちればいい


 死にたくもないが 生きたくもないな

 このレールに沿って生くのは御免だ

 社会の首輪を外したところで 野良犬するなら悪くもない


女を養うことが一人前だと 親は言わずとも社会が言う

でも僕がもし一人で生きるなら 月収15万でも暮らせる

優しすぎるゆえに貧乏なら それは聖者じゃないのかな

高収入の営業マンより 安くても掃除夫として生きたい


森羅万象の無数の恵みが 飢えも雨露もしのいでくれる

木の家しかない僻地の村に 何度も生まれ落ちればいい


 見捨てたくはないが 助けたくもないな

 金を欲しがるなら 行き先は違う

 誓いの指輪を外したところで 木の家にはもう帰れないんだ


人生は何歳でもやり直しがきくんだろうか?

二十歳を過ぎて選んだレールを 切り替えるのは難しい

不可能ではないのだろうが 荒野を一人 歩くことになるよ


 死にたくもないが 生きたくもないな

 このレールに沿って生くのは御免だ

 社会の首輪を外したところで 野良犬するなら悪くもない


 見捨てたくはないが 助けたくもないな

 金を欲しがるなら 行き先は違う

 立札を1つ置いておくから

 あとは幸運を願っている


閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

書きかけの詩(うた)

書きかけの詩(うた)が 止まったままで 「忙しいからいいんだ」と笑う 良かったねって 言ったらいいのか 国語のテストより難しい   みんなが君を褒めたたえるけど その中身は少しずつ違ってて    「わかってる 何が大切かは」  君の言葉を信じるしかない...

待った?

君が弾くとアコギも 何でそんなカッコいいんだ 自分の世界に 二人の世界に浸ってるから   美しいものは 遠くにない そう思えるのは そうだ・・・    少し 寂しそうだよ  笑顔の余韻のあたりが  少し 寂しそうだよ  少しだけ 少しだけ  ...

意味がわかってきた

この小さな手は ピアノに嫌われている でも 私はピアノを 愛し続けてみる   あぁ 意味がわかってきたイノセント・ワールド    ささやくだけで美しいなら  人は 小鳥にもなれる  いつか 小鳥に戻れる   スマホのスピーカーは ベースを無視している...

Comments


bottom of page