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執筆者の写真さと

僕たちは歩いた

僕たちは歩いた


僕たちは歩いた ヒッチハイクが捕まらなくて

グチならやめるんだ 停まる義理などないのだから


堪えきれず飛び出した ノイローゼなビル街

荒野のほうが苦しいなんて 知りもしないで 知りもしないで


 軟弱なカラダで どこまで行けるかな?

 鍛えときゃよかったな 今さらおそいけど


僕たちは歩いた タクシーが道を間違えて

グチならやめるんだ 知ったかぶりはお互い様だろ


堪えきれず立ち止まる 物売りにつられて

「いいから食べてごらんよ 形悪くても美味しいんだから」


 思い出の値段なら 1ドルもしない

 安ければ安いほど 思い出になるんだよ


見上げてごらんよ 名もなき鳥が寄り添うように飛んでくれてる

不思議なことも少しはあるんだ たいていはただのペテンだけれども


 軟弱なカラダで 何イキがってたんだ?

 世界は広いぜ 僕らは小さいぜ

 旅に出てごらんよ 歩いてごらんよ

 憧れた自由は 世界の果てにあるから


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