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  • 執筆者の写真さと

僕がそう願うなら 

僕がそう願うなら 


見ず知らずの人たちの 優しさに触れるたびに

僕は 心を熱くする

「すぐそこだから 一緒についていこうか」

遠回りだってのに はみ出す笑顔で言う


「どこから来たの?」

「トーキョーを知ってるの?」

カタコトの言葉 身振り手振りで 話しながら…


 「世界は愛に満ちあふれている…!」

 僕がそう思うなら その通りになるのです


見ず知らずの人たちの 優しさに触れるたびに

僕は 心を熱くする

「ドミトリー料金で この部屋 使いなよ

どうせヒマな宿さ」 

はみ出す笑顔で言う


恩返しする術を 持たない僕は

心の中で そっと 呟くのさ


 「神サマ 彼にステキなごほうびを…!」

 僕がそう願うなら その通りになるのです


雨が上がり 虹がかかった

彼は微笑む

「今日はいい日だなぁ♪」


 「世界は愛に満ちあふれている…!」

 僕がそう思うなら その通りになるのです


 「神サマ 彼にステキなごほうびを…!」

 僕がそう願うなら その通りになるのです


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