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  • 執筆者の写真さと

ホームレス狂想曲

ホームレス狂想曲


到着は大抵深夜 街までは高いタクシーしかないから

空港の隅っこのベンチで ひっそりと夜を明かす

いつかホームレスになったら どんな立ち回りするかな

そんなこと考えて 楽観的なのか用意周到なのか


夜明けとともに街へと向かっても 結局大差ないさ

床板の3枚抜けたボロいベッドを 選んだりするんだから


 缶コーヒーもない国で 観光地もない街で

 でも楽しいことはいっぱいある 晩から朝まで


コルカタの下町は なんでこんなにも臭いのか

道行く青年に問えば 立ちションしながら「知らない」と笑う

タバコ屋のシャッターは下りていて 軒下で老人が倒れている

「大丈夫ですか?」と駆け寄れば 「頭痛くなるから静かにしてくれ」


夜明けのこない夜もあるのか? 100年変わらぬ光景

前歯の3本抜けたヤブい聖者が 勝手に肩もんでくる


 缶コーヒーもない国で 観光地もない街で

 でもチャイ屋はいっぱいある たった7円で


明日から早速 ホームレスになろうかな

あながち本気で 思ったりもする


 缶コーヒーもない国で 観光地もない街で

 でも楽しいことはいっぱいある 朝から晩まで


 缶コーヒーもない国で 観光地もない街で

 でもチャイ屋はいっぱいある たった7円で


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