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  • 執筆者の写真さと

フシギナチカラ

フシギナチカラ


遺跡の片隅で 風に吹かれながら

小説を読みふける 一人の少女


壁一つ向こうで 無数の人々が 

ガイドの後ついて 歩いているのに


とても気が合いそうだと ピンと来たけど

そっとしておくのが 愛ってモンだろう?


 すぐに立ち去るなら 聖域の意味がない

 彼女はそのことに 気付いていたのだろう


気の合いそうな少女と 違う日陰に座り 

同じようなことを 僕もするんだよ


壁一つ向こうで 無数の人々が

友人と一緒に ハシャいでいるけど


小さなメモ帳でも 取り出してみれば

どこからか言葉が 沸いてくるから


 すぐに立ち去るなら 聖域の意味がない

 フシギナチカラを 何に使おうか?


風に当たるだけで 元気になるだろう? 

お店で休むなら ここに居ればいいのに…


 すぐに立ち去るなら 聖域の意味がない

 昔の人たちも 気付いていたんだよ


 すぐに立ち去るなら 聖域の意味がない

 フシギナチカラを 何に使おうか?

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