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バイタクの詩

バイタクの詩


 明日もまた晴れるかな?

 今日と何も変わらずに

 明日もまた晴れるかな?

 遺跡を背に 陽が昇り


金持ち相手に商売してりゃ メシを食うぐらいカンタンだ

遺跡を観に来るヤツらは バスが吐いて捨てるほどいるから


アンタにとっての10ドルは オレらにとっては大金で

バイクに乗っけ道案内 ギャルが当ったら天国だ


 明日もまた晴れるかな?

 今日と何も変わらずに

 明日もまた晴れるかな?

 遺跡を背に 陽が昇り


毎日毎日暑くても それに慣れたら結構カイテキだ

Tシャツ1枚持ってりゃ 凍え死ぬことなんて ナイから

 

シャワーなんか無くたって 毎日決まった時間に

夕立の境界線と 追いかけっこしながらシャンプーだ


 明日もまた晴れるかな?

 雨季と乾期を繰り返し

 明日もまた晴れるかな?

 遺跡を背に 陽が沈み


常夏の楽園を探していたんだろう?

それなのにニッポンに帰るのかい?

働かない人生を求めていたんだろう?

そんなにエアコンが恋しいのかい?


 明日もまた晴れるかな?

 今日と何も変わらずに

 明日もまた晴れるかな?

 遺跡を背に 陽が昇り


 明日もまた晴れるかな?

 雨季と乾期を繰り返し

 明日もまた晴れるかな?

 遺跡を背に 陽が沈み

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