ハイビスカスの乙女
ハイビスカスの大きな花 小さな子供がくれたの
誰も見ていないかしら？ 髪飾りにしてはにかむ
海に来たって大胆にはなれないけど
小さな夢１つずつ 叶えていきたい
ソーダ水にサクランボが映えるように
少しハデなオシャレが映える 南の海には
あなたが波をかけたせいで びしょ濡れのワンピース
あぜ道を歩くと涼しい 喫茶店も素通り
ほーら言わんこっちゃない 麦わら帽子は
あっという間に 風にさらわれ 飛んてしまった
帽子を追いかけ 沖まで泳いでいく
少年に何を恩返しすればいい？
あまりに幸せそうな笑顔に 差し出せるものは何もなく
帽子をかぶりなおし 波打ち際を歩く
振り返ればもう こんなにも歩いていたわ
ソーダ水にサクランボが映えるように
ハイビスカスの乙女が創る 南の海の物語
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